次の世代のために 今できることを

総務文教常任委員会行政視察①~秋田県大仙市の学力向上の取組み~

総務文教常任委員会の行政視察に秋田県大仙市・岩手県花巻市に行ってきました。

まず初日は秋田県大仙市へ。萩・石見空港を出て秋田新幹線にて無事に大仙市に到着。


一面の雪。ここ数年、この時期の豪雪が続いており、雪害対策は深刻です。


屋根の雪を下に落とさなければなりませんが、業者を呼ぶと1回18,000円とのこと。
今シーズンは既に何人もの人が雪下ろしの際の事故などで亡くなっているそうです。

これに暖房代や除雪機の燃料代などもかかってくる訳ですから、とにかくお金がかかるとタクシーの運転手さんからお聞きしました。


市内にも、空き家となり雪下ろしもされないままどんどんと痛んでいる家などもあり、雪国の大変さを目の当たりにしつつ、まずは大仙市立東大曲小学校へ。



校庭は雪で埋まった状態で、校庭のすべり台も上の部分がかろうじて見えているような状態です。

 現在107名の小学校ですが、地域の学校ということで地域の皆さんも特色ある学校経営によって、それを地域の魅力につなげようと様々な取組みをされています。
 数年前には児童数が60名という状況もあったということで、その際に学校統廃合の対象校となる話もあったようですが、地域と一体となった学校の魅力化、学校経営方針を各保育所や幼稚園の保護者への説明会の開催、イオンモールができたことなどにより、現在の107名にまで児童数が増えたようです。
 校長先生のお話からは、地域にも学校も「魅力的な学校を作ることが地域の児童を増やすことにつながる」という信念の下に取り組みをされていることが感じられました。

<近くの農業高校の生徒さん達による授業>


<ゲストティーチャーによる小物づくりの授業>


<ALTによる英語の授業>


<スキー授業のためのスキー板>


 学力向上に関しては、何よりも授業スタイルが確立されていることや、大仙市教育委員会内の教育研究所による学力向上推進委員会などの教員の研修体制や支援体制がしっかりとしていることなどが挙げられます。

 次は、教育委員会の取組みについて。
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