次の世代のために 今できることを

総務文教常任委員会行政視察②~秋田県大仙市の学力向上の取組み~

大仙市立東大曲小学校で学校現場の取り組み状況を見せて頂いた後、次は大仙市教育委員会へ。

小学校でも非常に丁寧な対応をして頂きましたが、大仙市教育委員会では、三浦教育長さん自らが対応をして下さいました。


教育委員会の中に教育研究所があり、教職員で組織される学力向上委員会がある。
国・県の学力調査を無駄にせず、現場の教員も含めて、組織的に学力向上のためのPDCAサイクルを回していくための形がしっかりと作られています。

そこから進められる学力調査の分析、授業の改善、教員の指導法の確立など、ボトムアップで積み重ねられる取組みは確実に人材育成にもつながる取組みでした。

学力調査の結果にばかり目が行きがちですが、大仙市では市が目指す生きる力をはぐくむために、キャリア教育を一層推進し「総合的な学力」の育成を目指すために、教科横断的な教育活動を通して、地域や関係機関等との「交流・連携」に特に力を入れています。

オーストラリアへの中学生の派遣(毎年20名)、国際教養大学との交流、農家民宿での宿泊体験、高校との連携、夏休みや冬休みには中学生を首都圏の研究機関や大学に派遣、学校支援地域本部事業など、様々なソフト事業によって子ども達の体験をともなう交流や連携が行われていました。

学校・家庭・地域全体で課題解決に当たるということを、大仙市が組織として行ってきたことが良く分かりました。

これまでの教育改革の取組みの過程で作られた様々な仕組みは、もちろん参考になることばかりでしたので(あえて全ては書きません)、少しでも益田市の教育行政でも取り入れられるように提案していきたいと思います。
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