広葉樹文化協会

「雑木林は宝の山」


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広葉樹文化協会  秋の行事・御案内

2011-09-04 | 行事予定

    広葉樹文化協会  秋の行事・御案内

  

 

と き:平成23109日(日)10:0016:00

ところ:鳥取県岩美郡岩美町牧谷17944

   鳥取県立山陰海岸学習館 (集合場所)

 

 

受 付:

 9:3010:00

開 会:挨拶・日程説明

10:0010:10

学習会:体験学習室及び展示室

 

10:1011:00 

テーマ 『ジオスポット浦富海岸』 

 

講 師    山陰海岸学習館 専門員

 

山口勇人

   

現地指導

山口勇人

その1、海上からのジオスポット

11:3012:30

  

昼食(網代観光船のりば食堂)

12:3013:30

 

その2、陸上からのジオスポット

13:3015:30

 

閉 会:城原海岸P(解散場所)

 

16:00

 

 

            参加要領 

○参加費  :不要

○参加申込み:広葉樹文化協会へハガキかFAX

○締め切り :平成23102日(日)迄 

○乗船料 ¥1200 予約団体割引(¥1000)があり申込次第によりとりまとめます。

○昼食、各自弁当持参、下記食堂も利用可能

  観光船のりば食堂 定食¥850 海鮮料理¥1300

○行事中の傷害保険は協会で登録者を一括加入

現地集合・現地解散です

 

 メールでの応募も下記アドレスで受付ています。

kouyouju_bunkakyoukai@mail.goo.ne.jp

 

皆様のご参加お待ちしております


NPO法人日本野鳥の会鳥取支部での講演会

2011-09-03 | 活動報告

と き:平成2365日(日)

ところ:鳥取県東伯郡湯梨浜町中央公民館

テーマ:「暮らしと広葉樹」

講 師:広葉樹文化協会会長 岸本 潤

 

     先般、NPO法人日本野鳥の会鳥取支部(福田紀生支部長)のご依頼で講演をしました。

 

この講演は、テーマは自由と言うことで「暮らしと広葉樹」とし、例によって私達のもっとも身近な自然である「里山の雑木林」見直しの重要性についてお話をしました。野鳥は門外漢のこととて、話はもっぱら雑木林のことに終始しましたが、中で少しだけ俳句歳時記の中の野鳥について触れてみました。

 

 歳時記(日本大歳時記・講談社)には、日本の春夏秋冬に亙り時候、天文、地理、生活、行事、動物、植物に関する俳句の季題が掲載され、日本の四季の中の暮らしの豊かさが網羅されています。その中で俳句の重要なよりどころとして季題は約5000あるとされ、そのうち基本季題とされるもの約500ほど挙げられています。

 

野鳥に関する基本季題は

春 9 鶯・雉・雲雀・燕(百千鳥・引鴨・帰雁・鳥雲に入る・さえずり)

夏 4 水鶏・翡翠・時鳥  (老鶯)

秋 7 雁.鴨.鶺鴒.鵙.鶉(稲雀.渡り鳥)

冬 8 千鳥.鴨.鴛鴦.鷹.鳰(寒雀.寒鴉.水鳥)

新年3 初雀.初鴉.初鶏

の合計31とされています。これらが農耕生活の明るい森と共生してきた野鳥たちの代表ということです。

 

 現代の工業化社会ではほとんど無用視され放置されている雑木林はだんだんと明るい森から暗い森へと先祖返りしつつあります。目に見えぬようでもこの森の生態変化は野鳥たちの生態変化に波及しているものと思われます。明るい森の野鳥たちの動向は自然生態の指標として注目すべきです。

 

 日本人の暮らしのために、はかり知れぬ恩恵をもたらしてきた「里山の雑木林」、現代社会と共生できる形を見出して回生をはかり、止めどない先祖返りの流れを喰い止めたいものです。