広葉樹文化協会

「雑木林は宝の山」


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広葉樹文化協会 秋の行事2

2012-11-25 | 行事予定

折りしも天候穏やかで絶好の船航日和、舟には女性ガイドも添乗していましたが、特別に前プラザ管理者の遠藤浩明さんに解説をしてもらいました。

大変流暢な説明で湖上の島々、水深、沿岸の集落、湖岸に点在する石窯等々、陸上からの眺望とは趣が変わって新鮮な印象を満喫しました。

 

12:30~13:30、プラザで昼食後、恒例の歩く会へ出発しました。

目的地は鳥大農学部付属大塚農場の梨見本園。

この施設は昭和54年に開設され、面積3.5haの敷地内に日本梨130種、中国梨70種合計200種の品種が保存管理されているとのことでした。

田辺先生は在職中この多数の品種蒐集と管理に鋭意尽瘁されてきた方で、説明も自然と熱がこもり、説得力多大で興味深いものでした。

 

見本園にはこの時期木に残っているもの、落下しているものと様々でした。先生の指導のもと参加者一同、実際に摘果して味を確かめたりして楽しみました。

小指大の梨から、両手に余る大梨もあり興味津々でした。

15:00、梨見本園をあとにして「とっとり出会いの森」の「鳥取県二十世紀梨原木園」を訪ねました。

130年生の梨の老木は自若として枝を張っていました。鳥取県といえば二十世紀梨といわれるほどの名梨、その名声を高める緒となった原木の記念園でした。

現在もこの原木園で数千個の身をつけているとのこと、よく整備されたエリアに風格堂々と健在でした。

16:00、記念園で歩く会を解散。天候にも恵まれ有意義な秋の行事を無事終えることができました。

感謝。


2012 広葉樹文化協会秋の行事1

2012-11-16 | 行事予定

今年10月8日に行われた秋の行事の報告です。

 

広葉樹文化協会(秋の行事)

紅葉の雑木林を歩く会は、平成24年10月8日(日・祝)に鳥取市高住754-17の湖山池情報プラザで開催しました。

参加者24名。恒例、午前の学習会はプラザホールを会場とし、テーマ「果樹のルーツ」。講師は鳥取大学名誉教授の田辺賢二先生。

田辺先生は鳥取大学農学部の園芸研究室で長年に亘って梨の品種改良と栽培方法について顕著な功績を挙げられてきました。

4年前定年退職後も依然旺盛に研究・指導に活躍されています。今回の講演は「果樹のルーツ」について、具体的な事例として梨をとり上げ、現在私たちが当たり前のように賞味している多くの果樹が、長年の長年月の先人の苦労を経ていかに無数の原品種から淘汰改良されてきているのかについて、詳細に例示され大変興味深く示唆に富む話をしていただきました。

私たちが日常目にする青梨、赤梨など、気の遠くなるような品種改良の歴史があることを学びました。

11:20分終了 記念写真撮影

 

FA40号で予告していた「青島記念植樹」は平成25年、鳥取県で開催される全国植樹祭関連の企画と重複することが判明したため急遽変更しその代わり、最近運行され始めた「湖山池遊覧船」を利用する事にしました。

 

次回は遊覧船の様子を掲載します。