台風一家

ギバエウムの種を植える

この度、生まれて初めて多肉植物 ギバエウムの種をまくことになった。
以前からずっと気になっていたが、とうとう種子に手を出してしまった…もう引き返せない(?)
先日桜吹雪の種は植えたが、何やら噂ではそんな種とは比べ物にならない小ささらしい…。

こちらが貰ったり購入したりして入手した種子3種。
フリマサイトで購入したのは「ギバエウム銀光玉」20粒入っている。
完全なる衝動買い。
指一本で買えてしまう、怖い!

それ以外は、会社のタニ友がくれたのだ。
タニ友もネットで種を購入しているので、そのおまけで同梱されていて撒かなかった種を惜しげもなく譲ってくれた。
種子初心者の私には何よりのプレゼント。
ううう、ありがたや…。

これはカプセルに入っている。
タニ友曰く、これをぬるま湯につけるとふわーっと開いて中から種が出てくるらしい。
ホウセンカの房みたいなものかな?

右のはちょっと透けてうっすらと見えているのでお分かりいただけるだろうが…。
左のはカプセルで、右のは種そのもの。
つまり、種は超小さい。
まるでゴミにしか見えない、てか、老眼にはかなり過酷である。
ちょっとの風で飛んでいくので注意と言われる意味が分かるというものだ。

英語名でかいてあるが、調べてみるとギバエウム「春琴玉」だと言うことが分かった。
画像も検索してみたが、私好みのぷりっと多肉。
これは発芽させたい!

こちらフリマアプリでぽちっとしてしまった銀光玉20粒。
こんな小さいのが本当にあんなにぷりぷりに育つのか?
多肉って、本当に不思議…。(そもそも発芽するかどうか…)

ネット情報を頼りに購入してきたメネデール。
これを100倍希釈して、種を浸すのに使うらしい。
後ろに置いたペットボトルが100倍に希釈したもの。
こんなに使わないと思うー!!

殺菌剤のダコニールは腰水につかえるみたい。
種まきはカビやコケとの闘い…とタニ友が教えてくれたので上手に利用したいと思う。
これは種自体は殺しちゃわないよね…?(不安)

種を全部出してみた。
…ダメだ、もはやカメラに映らん…。
くしゃみ一発ですべてが無に帰る恐怖…。

一番種の粒が大きそうな(これでも)春琴玉をメネデールに浸してみた。
始めはぷかぷかしていた種子たちが水となじんで沈んでいく。
カプセルに入っていた種もメネデールを吸って膨らんできた!
すごい、中に種が入っているようだ。
自然界ではこれが雨などのタイミングで一斉に開くのかな…。

用意した土は、種まき用の土と赤玉をふるいにかけた2層のもの。

腰水につけるとじわじわと水を吸い上げ始めた。
この中にダコニールが入っているので、カビが生えにくくなるのかな?

小さくて小さくて小さい種ばかりなので、3つに場所を分けて植えることにした。
2号鉢で3つ作ると移動のタイミングで転がしてしまう自信がある…。

さて、メネデールに浸した種たちは一晩置くように書かれていたが、せっかちな私はやっぱり待てなかった…。
しばらく我慢したのだが、種が水を吸って膨らんだのを見るとどうしても植えてしまいたくなった。
と言ってもそっと土の上に分散して載せていくだけ。
もうどこに撒いたかさっぱりわからない。
やっとすべての種を撒き終えたころには肩こりマックス。
吐き気を覚えるほどの大変さだったが、何この充実感。
なんで種を撒くだけで楽しいの?
達成感とワクワクでニヤついてしまうから 怪しさ全開である。
植えた日付を記載した付箋を張り付けて就寝…。
平日、仕事と家事を終えてからの種まきはなかなかハードであった。

さて、次のハードルはやはり果たして本当に芽が出るのかどうか、と言うことである。
まったく出ないこともあると言うので、あまり手放しでワクワクしてはいけない!
と言うのは絶対無理で、毎朝 毎晩 舐めるように土を眺める私である。

そしてこの日、種に変化を発見。

変化が見られたのはギバエウム春琴玉。
一番種が大きいように見えたアレである。

お分かりいただけるだろうか…。
いや、絶対にお分かりいただけないだろう…。
芽が出ている!!

これ!!
 
肉眼だともう少し目視できるんですよ…ほんとに…。
舌のようにペロっと出ているのが肉眼だと少し緑だったので気が付いた。
植えた日を含めて3日目に発芽確認!
もうこれだけで飛び上がるほど喜べた。
やったー!!
 
発芽ゼロは回避できそうなのだろうか。
それともカビに侵食されて全滅なんてシナリオも?
不安とワクワクでもう、目が離せない。
なんて楽しい種蒔き!
多頭多肉崩壊への道がまた近づいてしまったことに、気が付かないふり、見ないふり…。
本当にヤバイ、これははまってしまいそうである。
大きくなってくれることを祈りつつ、大切に出窓に戻したのであった。
 


 
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