電車を乗り継ぎ、その日はこいちゃんいっくん、生まれて始めてのサーカスに行くこととなった。
同じ日にディズニーのイベントがあったため、二本仕立てで大忙しである。
緊張して座っていると、突如浮かび上がる美しい衣装の女性達に二人ともびっくりした様子で食い入るようにステージを見つめた。
ディズニーアニメで見たのと同じ、ピエロや、飾り立てられた象がステージに上がると子供達は大喜び。
ライオンが出てくると調教師を指差し「ライアンティマー!!」といっくんが驚いて叫んでいた。
すさまじい爆音で球体の中を走るバイクや、空中ブランコショーに怯えつつも、二人には大変楽しい経験だったらしく、サーカスが終わってもしばらくその話で盛り上がっていた。
さて、それが終わると次はすぐに別の場所で開催されるイベントに直行である。
どれも高価なお品ばかりなので、誘惑に負けないように私は遠巻きに二人を見守るのみ…。
私も慌ててソネス先生の列に並ぶと、こいちゃんといっくんを抱擁し、写真を撮った。
こいちゃんが「サインプリーズ」とペンを渡すと、こいちゃんといっくんの帽子にサインをしてくれて、子供達も大いに喜んだ。
ズィッピー率いる仲間達が彼のために誕生日プレゼントを用意するが、マーク先生扮する少年はお金がなく、何も買えず、皆に馬鹿にされ、仲間外れにされる。
最後には、唯一彼が持っていた大事な「小さな車」をプレゼントする。
それを見た皆が、本当に大事なものは何か気づく、道徳的な物語。
歌とダンスが目いっぱい盛り込まれ、先生達は額に汗してステージをかけまわる。
私の隣の席には、全く帰ってこず、HOちゃんの席にこいちゃんもいっくんも行ってしまい、一人で手拍子する私。
マーク先生の側に行き、仲間外れにされたマーク先生に参加するためのパーティー衣装を勧めるなど、物語にのめりこみ、本気で悲しむ子供達…。
「マーク先生可哀想」と言って涙ぐんでいたこいちゃんも笑顔に。
ハッピーエンドにこいちゃんもいっくんも幸せそうな顔で開場を後にした。
ディズニーを始めて1年2ヶ月。
全て英語でのステージも、ストーリーを理解して楽しめることが出来るようになり、以前よりもさらに面白くなってきた。
私もそれに乗っかって、遊びながら子供達とディズニー英語システムを楽しんでいるわけだ。
これからも楽しいイベントがあればどんどん参加して子供達を英語に触れさせてあげたいものである。