とうとうペピちゃんがアメリカに帰る日がやってきた。
一家総出でペピちゃんを関西国際空港に送ることになった。
あいにくの曇り空で、今にも泣き出しそう。
仲良くなったこいちゃんとペピちゃんはちょっとしょんぼりである。
ぺぴちゃんのドでかい荷物を皆でうんせ うんせと運んで、指定されたゲート前に来ると他のメンバーも続々と集まってきた。
久しぶりに会う学校の子達に会えてやっぱりペピちゃんは嬉しそうである。
最後に皆で記念撮影。
いよいよ時間が迫る。
その間もこいちゃんとペピちゃんは外国の手遊びで遊び続ける。
やっぱり10歳。
こいちゃんと遊ぶペピちゃんは楽しそうだった。
先生に連れられてペピちゃんは飛行機に乗るため出発口に入って行った。
別れ際、ペピちゃんは皆に「次にアメリカに来ることがあったら、うちに来て」と言ってくれた。
可愛い子だったなぁ~・・・と、私たちも帰宅して机の上を見てびっくり。
いつのまに仕込んだ(?)のか、一通の手紙が置かれており、そこには最高のホストファミリーだった、楽しかった、などなど一人一人に当てたお礼の言葉がつづられていたのだ。
ほんの10歳の子が遠く離れた日本で1週間も過ごし、目まぐるしく異文化を体験し、ビックリすることもあっただろうに、最後にはしっかり手紙を残して・・・大変しっかりした子だったのだなぁ・・・と改めてしみじみ感じた。
こいちゃんといっくんにも今回の事が大人になっても思い出されるくらい心に残ればいいのに、と思わずにいられない貴重な1週間であった。