2月3日、豆まきイベントである。
ルルにとっては初めての不思議な行事「節分」。
食材をみんなで買いながら、私は「鬼が来るので、豆を投げる、鬼は外、福は内」と必死に英語で説明。
何故か大いに笑われた。
最近はつたない英語力をカバーするためにジェスチャーや表情がずいぶん達者になってきて、鬼を表現するときの私の顔がどうやらおもしろかったらしい…。
そんなことはさておき、手巻き寿司はみんな大好きで、サーモン寿司が大好きなルルも嬉しそう。
いっくんも上手に恵方巻を作って無言で食す。
ルルも言いつけを守り、同じ方角を向いて無言で一心不乱に手巻き寿司をほおばる。
豆まきだ!さくらちゃんもね~。
と、何故かさくらを鬼にしようとするいっくん。
嫌ぁっ。
逃げ出すさくらちゃん。
当たり前だ、もう意地悪はやめてくれ。
魚をあまり食べることがなく、骨が苦手と言われているドイツ人のルルにも食べやすいように、イワシはスナックで。
これが美味しかったらしく、ルルも子供たちもぺろりと完食。
おせんべいはとっても好きなルルである。
玄関を開け放ち、皆で掛け声。
「鬼は外~、福は内~。」
後で再利用する(食べる)ため、袋入りの豆をみんなで投げるのだが、それなりに不思議な風習を楽しみつつ、皆で笑顔。
と、やっぱり普通に出来ないいっくん。
投げつけた豆が玄関を飛び出し、はるか暗闇遠くへ…。
何やってんの!
ない、ない、と探し回ると、門扉を飛び出て車の前まで来ていた。
何させても普通の事が出来ないね、いっくん。
家に入ると豆を食べた。
日本にはまだまだ色々な風習がある。
つたない英語で何とか説明しながらでも、楽しく過ごしていけたらと思うのだ。