旅立つ伴侶

伴侶が旅立った。

６日間の出張なのだが、なんと海外である。
国内出張ならともかく、海外となると何があってもすぐには戻って来れない。
空港まで伴侶を送ると、こいちゃんは泣き、いっくんはふてくされたような顔をしたまま、ロクに顔も見ず「いってらっしゃい」も言わない。

それぞれ色んな思いを胸に、伴侶を送り出した。
その後は玩具を求めてうろうろするいっくんを説得しながら取り合えず朝食を食べに構内のサブウェイに入った。

食事をしたら子供たちはおばあちゃんに甘やかされて玩具を買ってもらった。
さっきまでぐずぐずしていたのも忘れて玩具で遊び、「早く家に帰るー！！」だと…。
いつまでもジメジメされても困るのだが、好奇心旺盛な子供たちの事だから、感傷も長くは続かない。

どうか無事に仕事を終わって帰ってきてくれますように…。