仕事の合間に通る道に立っている枝垂桜がとうとう美しい花を咲かせ始めていた。
まだつぼみもない頃からずっと気になっていて、これが花をつけたらさぞかし美しいだろうと目をつけていた。
案の定、巨木の枝垂桜は大迫力の美しさで圧倒された。
仕事が終わってからすぐに家族を連れてそのさくらを見に連れて行った。
写真で撮ると何だか一枚の絵になってしまうが、実際にみたそれは本当に素晴らしく、皆で眺めることが出来てほっとした。
いつ降るかわからない雨と、いつ散るかわからない短い桜の見ごろに間に合う事が出来て安心したのだ。
住宅地の真ん中であるため、お弁当を広げてゆっくり・・・とはいかなかったが心から家族に見せたかったささやかな「お花見」である。