台風一家

雨で駄目になったミニチュア教室のポスターを修正中である。
雨が額縁の枠から入るので、少々の雨なら耐えられるように、隙間にクリームを絞ってデコレーション。
本格的な雨になれば室内に入れるつもりだが、ついつい忘れてしまう。

先日家中のメンテナンスをしてくれて、広島に帰った父の帽子がキッチンの椅子の背もたれにぽつんと忘れられていた。
少々強引な母に、洗濯機でぐるぐる回されて洗われている帽子はクタクタで、つばも布がはげてしまっている。
この帽子をかぶって、海に行ったり、工作をしたり、山に行ったり…。
父と一緒に仕事をするわけである。


思えば、私は小さな頃から父にそっくりであった。
昔から強くて、何でも作れて、スーパーマンのように見えた父。
それには及ばずとも、工作をするのが好きだった私は、未だにミニチュアなどしている。
屈強で、大柄な父がかぶる情けないほどボロボロの帽子を眺めていると、すぐにでも届けに行きたい気分になるのだった。
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