台風一家

遊びも春

庭がすごいことになってきた。
夏に向けて、草花や木々がめきめきと葉を広げ、我が家の狭い庭は、更に狭くなりつつある。
植物たちの活力はすさまじく、日々終われるように庭仕事をすることとなっているのだ。

午前保育の子供たちは、帰宅してから眠るまで、たっぷり二人で遊ぶ。
部屋の中にいると喧嘩が勃発しやすいが、庭で遊ぶときには、割と仲良く遊んでくれるのがありがたい。

庭仕事をする私の周りに集まり、私が抜いた草や、増えすぎた植物などを拾って歩いていく。
今日の二人のテーマは、「治療」。
集めた植物は「絆創膏」らしく、こまめに種類ごとに分けたり、混ぜたりしながら患者の手術に使うのだとか…。

いったい、何がどんな遊びに役立つのか見当がつかないが、私も小さかった頃そんなことをしていたような気もする。

二人がまじめな声で(しかも何故か標準語)「治療方針」について討論しているのが、庭仕事を切り上げ料理を始めた私の耳にも届き、ついつい割って入ってじっくり聞きたい気持ちにもなったが、子供たちの世界に割り込むのも不粋だと考えて、じっと我慢して耳だけをそばだてた。

子供たちはこの小さな庭の中、想像の世界で楽しく飛び回っているようである。
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