土曜も、場合によっては日曜日も「ゲーム(試合)があります」と早い時間から電車に乗ってでかけてゆく。
制服を着て、時には重たいバスケットボールを3個も持って帰って来たり、借り物のユニホームを出してきたり、と大変そう…。
とにかく、真面目!
初めて我が家に来た日に説明した色々なこと(お風呂の利用時間や、金銭のことなど)を一生懸命守り、お手伝いをしましょうと説明したことも頑張っている。
自分の洗濯を干したり、お弁当箱を洗ったり、さくらちゃんの散歩も。
疲れていそうな日には私がすることもあるが、一生懸命気を使っているのが健気…。
ただ、携帯ゲームも好きで遠慮なく動画を見て大笑いしているし、いっくんともゲームで遅くまで盛り上がったり、とホームシックになりそうな気配はなく胸をなでおろしている。
今どきの高校生らしい、もしかしたらそれよりも幼い、本当に真面目で良い子である。
さて、ルルの時にも少し心配した食べ物のことだが、大まかには同じ。
ドイツ人が嫌がりそうなタコやイカ、納豆、白いご飯などは普通に苦手で、聞くと
「うーん、あまり好きじゃないです〜」とやんわり嫌がる。
お弁当に白飯を持っていく時は例外なくふりかけを添付。
料理にびっくりするくらい塩をかけたり、驚くこともしばしば。
「ドイツでもお母さんに怒られます」というほど、辛いものが好きなようである。
リンゴは2個くらいはペロリ、ミカンも何個でも、ジュースなどはほっとくと1.5リッターを一人で飲んでしまう。
さすが16歳。
パンも日本のしろーいパンはあまり好きではなさそうである。
雑穀パンなども含め種類の豊富なドイツのパンに慣れているんだろうな…。
しかし、朝食などは、好き嫌いをいちいち聞いて動いていたら、出勤前の忙しい時間に大変な労力を使うことになる。
なので、我が家は留学生が来た時は色々な物をテーブルに並べ、朝食をとった後に残りを各自で弁当箱に詰めてもらうという方式で済ませている。
ただ、好きなものをすきなだけなくなるまで食べてしまう事が多く、皆の弁当メイン(ミートボールやソーセージ、唐揚げなど)が全然ない!なんてこともしばしば起こったため、人気が集中しそうな食材は人数分で分けて出すようにした。
チーズなどもカマンベールを一人で食べてしまうため、
「こういったものは全部食べていいか聞きましょう」と注意。
白いご飯をあまり食べない(カレーなどは別)ので、おかずで全て空腹を満たそうとしてしまうのだ。
けれど、あまり気にせずに普通に色々な晩ごはんを子どもたちと同じように出すようにしている。
足りないならご飯を食べてね、のスタンスはやはり崩せない…。
最低3品とスープとご飯。
取り分けた量以外は大皿に入れて自由におかわりできるようにしているが、野菜が好きと豪語していた割に、肉をめちゃくちゃ食べる!
餃子、春巻き、スパゲティ、ハンバーグ、甘い日本のお菓子(ポッキー)なども好き。
春巻きは「お!スプリングロール!!」と喜んで食べる。
嫌いなものはあまり入れないようにしていることもあるが、出されたものは文句を言わずにちゃんと食べる。
足りないとまずいな?と心配な時は麺類を一緒に出すようにしている。
ラーメン、うどんなどの麺類に目がないイエレ。
夜になるとお腹が空くらしく自分で冷蔵庫から出したラーメンを作ってズルズル。
お鍋と食器を洗うようにお願いしたら、ちゃんと洗ってくれた。
私が「ありがとう」とお礼を言うと「なんで?僕が勝手にたべた。だから当然。」と。
さくらちゃんの散歩をしてくれた日にも伴侶がお礼を言った所「僕にできることはこれくらいしかありません〜」と言ったらしい。
きっとどこに行っても「いい子だね」と大事にされるだろう。
社会に出ればなおさら。
イエレを見ていると思う。
やってもらって当たり前、恵まれていて当然、そう勘違いして育ってしまったら大人になったときに苦労するのは子どもたち本人なんだろうな…。
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