台風一家

幼稚園作品展

幼稚園での作品展が土曜日にあったため、家族4人で行って来た。
あいにくの雨で、ごった返す園内を、子供達の日ごろ頑張った作品を見てまわった。
年長のこいちゃんと年中のいっくんはそれぞれ共同作品、個人作品、個人画(八つ切り自由画)の3点を出品。
それぞれの組に展示してあるので、まずは一番初めにこいちゃんの組に見に行った。

こいちゃんはちょっと恥ずかしいらしく、なかなか自分の作品のある場所を教えてくれない。
こいちゃんの作品を探していると先生が寄って来て色々とこいちゃんがお製作した際の様子などを教えてくれた。
先生がおっしゃるには、こだわりが凄いらしく、緻密で、何日もかけてそれぞれの作品を手がけたと言う。
なるほど個人作品の中には細かい点描でグラスに砂浜を表現したものもあり、さぞかし時間がかかった事だろう。

個人画はお泊り保育で感動したという皆でやった花火の様子がかかれていた。
説明文には、「隣に同じクラスの男の子が座っている」と言うことで、顔の向きや、足の曲げ方などこいちゃんなりのこだわりがあったらしい、と先生が教えてくれた。
花火は、これでもかと言う程カラフルに描かれ、夜の暗さと対照的に鮮やかである。
週末に持ち帰るスモックが恐ろしく汚れていた。
マイペースなこいちゃんの事だ、好きなだけこだわって、自由に製作を楽しんだに違いない。

恥ずかしがってばかりのこいちゃんに対していっくんは、自分の手がけた個所を指差し、「これ、いっくんしてん!」などと一生懸命教えてくれる。

運動会以来ずいぶんハマっていた「パラバルーン」をいくつも描き、それを操るお友達などを描いている。
家でも何個も何個もパラバルーンを書いて私に見せていた。
さぞかし運動会が楽しかったのであろう。
個人作品のフォトスタンドには、カメラを覗き込み超アップ写ったいっくんが笑っている。
実にいっくんらしい写真に思わず笑ってしまった。
いっくんが紙をちぎって作ったデザインのフォトスタンドは「いっくん色」がちりばめられ、年長さんの素敵な思い出になりそうである。

自由画は、子供達の興味、感じ方がよく表されていて我が子の物のみならず見て回るのがとても楽しい。
同じクラスの女の子が描いていたのは、幼稚園で行ったお泊り保育の夜、ふと真っ暗な部屋で目を覚ました体験を描いた絵で、タイトルが「目が覚めちゃった」。
布団をけって眠る子も描かれ、観察力に感心したが、エピソードが何とも言えず懐かしくて好感を持った。
説明文によると、友達に声をかけられ目が覚めてしまい、それにつられもう一人友達が起きてしまったと言うもの。
親元から離れ真っ暗な部屋で目を開けた、怖さと楽しみの入り混じる、複雑な気持ちが絵に表れていたように思う。

何度も言うが、子供の視点は素晴らしい。
大人が素通りするような些細なことや、懐かしい気持ちを呼び覚ましてくれる。
幼稚園でこんな催しをしてもらえることは、子供達の成長を計る上でもとても楽しみだし、何より一生懸命製作する喜びを感じているのが素晴らしいと思うのだ。
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