台風一家

第32回 作品展

今日はこいちゃんといっくんの作品展のため、朝から幼稚園に行ってきた。
伴侶が仕事のため見に行くことが出来なかったため、3人で車に乗り込み10時ごろ出発。
駐車場に車をとめて幼稚園に向かうが、その間中ハイテンションの子供たちはずっと徒競走。
走りつづける子供たちを追いかけながら幼稚園に着いたため、3人とも汗だくになってしまった。
作品展なのに…。


一番に向かったいっくんのこあら組では、いっくんの担任の先生が笑顔で迎えてくれて、いっくんはしきりに「ちぇんちぇいが、しゅきやねん」と繰り返していた。
考えてみれば先生のお蔭でいっくんは変わった。
がさつで乱暴物のいっくんをなだめすかし、一生懸命親身になって相談に乗ってくれたのだからさすがである。
いっくんの作った作品を見ても、回りとほぼ変わらない製作をこなしていることを確認して、胸をなでおろしたものだ。

「アニマルボックス」(動物の顔が蓋になった小物入れ)、「カプセルマスコット」、「八ツ切り画」など、さまざまな作品を作っており、けなげなクレヨンの線ひとつに感動してしまうから不思議。

ちょっと笑ってしまったのは「八つ切り画」で、どうやらおばあちゃんとおじいちゃんについて書いている様子。

「おばあちゃんの笑顔がみたい」がテーマで、先生の解説には「手にお土産のハンバーグを持っておばあちゃんに会いに行くところです。左にいるおじいちゃんは富士山に登っていたから船に間に合わず車でくるそうですよ。色を塗るときは「はしっこからぬる」といってとても丁寧にぬりました。」とかかれていた。
なるほど、左端に車らしきものと、緑色の三角の山がかかれている。
いっくんなりにいろいろ考えながら絵を書いてみたようだ。

しっかり楽しんでこいちゃんのきく組にあがると、さすが年中さん、ちょっとレベルの高いお製作が並ぶ。

こいちゃんはプールの絵を書いたようだが、なるほど、年中さんらしいカラフルな絵であった。

「やったー!」(?)がテーマの絵で、先生のコメントには「プールの絵が書きたいけれど、水着の書き方が判らず困っていたこいちゃんですが、何度も練習して書きました。お友達と玩具をひろってよろこんでいるそうですよ。絵の具を楽しんで描けましたね。」とあった。

こいちゃんはしきりに自分の絵を見られるのを恥ずかしがり、私が誉めると盛大に照れた。

照れるあまり私の腕を引っ張りながら床に倒れこむのだから、私は必死で立ってこいちゃんを支えなければならなかった。

幼稚園の先生はよく出来ていて、必ず子供たちを一人一人誉めてくれる。
こいちゃんもいっくんもそれぞれの組でしっかりと誉めちぎられすっかりめろめろ。
それが今後の自信につながるのだろう。
私も二人の髪の毛がぐしゃぐしゃになるまで頭をなで、誉めた。
すっかり気をよくした二人は、有頂天で園内を走り回り、遊具で遊び、絶好調。
2時近くになりようやく幼稚園を後にし、「くら」に入ると夢中で寿司を食べた。

心身ともに充実した一日になったことだろう。
仕事でくることのかなわなかった伴侶にぜひ見せてやりたかった。
作品はもちろんだが、何より子供たちの喜ぶ姿を見せられなかったのは少々残念であった。
来年こそは家族4人で作品展に行き、思いっきり甘やかしたコメントで褒めちぎってやりたいものである。
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