こいちゃんが近所のホームセンターで思い切ってイルカの浮きを買った。
自分のお小遣いをはたいてまで欲しかったその浮きは、大きくて人が乗れるというもの。
お友達が持っていて、大変うらやましかったらしいのだ。
それに乗りたい為に、伴侶に無理を言って、またもやクタクタのところプールに連れ出してもらった。
なんせ大きな浮きなので、空気の入れ方が甘かったのかちょっと軟弱なイルカに・・・
しかしこいちゃんは大喜び。
「自分のお小遣いで買った!」といっくんには乗ることを許さなかったらしい。
そのためいっくんはイルカの下で黒子状態に。
なんだか哀れだが、普段あれだけお姉ちゃんをボロクソにいじめておいて、この時だけすり寄るというのも都合がよすぎるというものだろう。
こいちゃんはイルカをたっぷり満喫して実にいい顔をして帰ってきた。
次は実家の海に帰ってイルカに乗ることを今からとても楽しみにしているようである。