早く埋めてしまいたい、危険ないっくんの穴掘りが続いている。
毎日何回も掘りにゆき、洗濯は1日3回を超えることも。
部屋中砂でざらざらしていて、四六時中掃除しなければ絨毯の部屋にも砂があがってしまうし、本当に大変なのだが、熱が冷める気配はない。
先日などは届いた個別配送の生活クラブの荷物の中にあったドライアイスに着目。
水のたまった穴にそれを放り込み、興味津々で眺めていた。
穴から湧き出るドライアイスの煙はとっても不気味。
どこまでも奈落の底が続いているような不思議な光景である。
それを時々吹いたり、石を投げいれたりしてしばらく楽しんでいた。
投げ入れた石で水が散るので、それが嫌だった私は
「そんなもん投げ入れたら、ブラジルの人(地球の向こう側から)が頭出して『コラー!!』って言うで」
と笑いながら言うと、克明にその光景を想像したらしいいっくんが
「こわ・・・・」と言い石を投げ込むのをやめた。
どこまでも怖がりないっくん。
まだまだ穴掘りの熱が冷めそうにないのであった。