録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

テレビ製造メーカー船井電機、破産手続き

2024-10-24 17:27:40 | Weblog
まだ一言記事しかないですが、船井電機が破産手続きを開始したそうです。


最近は船井電機、あるいはFUNAIのロゴの入った製品を見ることはあまりなくなりましたが、代わりにもっぱらOEMの供給元として活躍していました。テレビなんかも大手メーカーの製品として売られていても、実は低価格機は船井電機が製造したもの、というパターンが数多くありました。もちろんテレビ以外、レコーダーなんかでも多かったはずです。なのでむしろ固いメーカーというイメージがあったのでちょっと驚きました。
実体はわからないので妄想で書きますが、やはりテレビが売れてないこと、は理由の一つにあったのではないかと思います。せっかくデジタル放送の時に多くの海外メーカーを追い出して国内メーカーに市場を独占させたのに、その結果日本メーカーは弱ってしまって海外での事業についていけず、かつて上位陣は日本メーカーばかりだったテレビの世界的シェアも、円グラフ上でかろうじてソニーだけが「その他」に入らない、まで落ち込んでます。この間某量販店に行った時のテレビ売り場、低価格機が全く見当たらず、超大型高価格なテレビばかり展示してあって驚きました。低価格でも売れないのでもう富裕層向け高級機専門に走ってしまったのか? と思ったくらい様変わりしてましたが、そのあおりを船井電機は受けてしまったのかな? と考えます。100%わたしの妄想ですけどね。

破産手続きイコール倒産かどうかは分かりませんが、ある意味代えの効かないメーカーだけに踏ん張ってほしいものですが、ここを救済できる余力のある資本が今の日本にあるか? というとこれも難しいところ。倒産を免れても海外資本の傘下に入るのがやっとかなぁと予想します。
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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Beep)
2024-10-24 22:30:24
テレビなどをヤマダ電機にBDレコをOEMで東芝?に供給してたような…
なんかミュゼを買収して売却したけど、そこの未払いの広告費を連帯保証してたとかなんとか?
低価格なテレビはハイセンスやTCLが4Kまでラインナップしてるので無理ゲー、ドン・キホーテやゲオとか行くとよくわかる。
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Unknown (ud301)
2024-10-25 00:18:10
FUNAIと言えば10年前ぐらいは低価格TVで有名でしたね。あと東芝がレコーダーの自社開発を辞めた後の中身もここのはず。その後はテレビ業界は鳴かず飛ばずで現状に至っている状態ですが、どんどん衰退ばかり進みますね。もう後の祭りですが、もしコピー制限等の不便がなければ今ごろの風景は違ったんじゃないかと思うばかりです。TV離れは進む一方なので、次はどこかのメーカーがBDレコーダーの撤退が始まると思います。そうなると録画保存行為はマニアックな領域となるのかな。
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うーむ (ahiru)
2024-10-25 09:00:05
ウチの三菱電機のテレビのBDレコーダーも船井のOEMだったと思います。あと、古いVHSの再生専用デッキも未だ持っています。
低価格帯だと、競争相手が増えてくると厳しいですが、日本品質で頑張って欲しいですね。
業績もさることながら、経営面でいろいろ問題があった様な感じを受けます。
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Unknown (siinamon)
2024-10-25 11:06:50
船井…
私自身は好んで使ったことが無く、人様の家で触れる機会があった程度。
なのでメーカー自身に思い入れはありませんが日本の家電業界のローエンドを担うメーカーとして存在自体に価値を感じていました。
とにかく安く、という知人に勧めるのは良いメーカーでした。
元々船井製品は使っておらず、私自身はこちらを訪れるきっかけとなった根っからのRDユーザーで有ったため、東芝レコが船井製に代わってしまってからは東芝から離れるきっかけにもなりました。でもそれは船井が嫌いだったというわけではなく、東芝に見切りをつけたんです。
ヤマダと上手いこと手を組んで経営は悪くないのかと思っていただけに残念です。
ハイエンドはもちろん、ローエンドも国産が立ちいかない現状。もうこれからは我々のような趣味性のある人間が欲しがる機械というものは日本からは現れないのかもしれません。
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Unknown (913d)
2024-10-25 15:24:26
連帯保証をきっかけに破産。やっぱり連帯保証人なんてなるもんじゃないですね。
今回は通常の自己破産でなく準自己破産とのことで、船井電機ほどの規模の企業ではまず行われないような手続きとのこと。また現時点で取締役に会長・副会長・副社長がいるのに社長がいないという奇怪な体制など経営が大混乱しているようで、本来なら破産を決める取締役会も開けず準自己破産の手続きになるなど何かきな臭い感じがプンプンします。
悲惨なのは従業員で給料日の直前で全員解雇。10月25日分の給与は期日通りに支払いできないとのこと。退職金は基金から支払うとのことですが本当に支払われるかわからないでしょうね。
取引先も寝耳に水だったようで十分な説明がなされていないようです。一応ヤマダ電機は責任をもって対応するとのことですが修理などの対応はどうなるんでしょうね。
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Unknown (krmmk3)
2024-10-25 19:14:33
>Beepさん
ヤマダのテレビは珍しくFUNAIのロゴ入りでしたね。
今朝の新聞に脱毛サロンの負債がどうの、という記事が載ってました。テレビと同様にそちらの影響も大きかったようです。

>ud301さん
自社開発していたメーカーが路線変更するときはとりあえず船井電機のOEMを、というのが一時の流れだったように思います。それすらせずに時間稼ぎよりさっさと撤退、の市場になっちゃいましたが。
すでに録画市場は死にかけですよ。正直録画環境作るよりダウソ環境作った方が楽・・・。つまらないけど。

>ahiruさん
船井と言えばVHSデッキのイメージの方が強いですね。あのころは自社で販売してました。
売り上げの低迷と他業種の失敗、複合的な理由らしいです。

>siinamonさん
名前だけならだれでも知っているメーカー、って感じですね。昔の東芝のRDは本当に便利で、PCの合い方として最適でした。そんな時代が懐かしいです。それがいつの間にか日本は趣味の機械の少ない国になっちゃいましたね。寂しい。

>913dさん
HD会社を作って一度その傘下に入る、とか素人だとよくわからないことをやってますし、再建にやっきだったのは確かです。
今月の給料未払いですか。なんか狙ってやってるなぁ。文句を言う暇すら与えない電撃破産、うーんそっちの知識は無いので事情が想像できない。
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Unknown (Unknown)
2024-10-26 04:51:11
VHS撤退時もどの部品が原因なのか、船井電機への電話のお問い合わせでも「お答え出来ない」と言われた、異業種の脱毛サロンの買取より、特許切れのVHSの生産を続ければよかったのにトホホ

FCNTのように、スポンサーが見つかれば
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Unknown (913d)
2024-10-26 12:35:09
持株会社への移行は経営の多角化を図るためによくあることで特に問題ないと思います。各種報道を見る限り問題は経営多角化の手始めに買収した脱毛サロンチェーン運営会社のミュゼプラチナムで、すでに破綻が相次いでいた脱毛サロン業界に手を出した結果、20億円の未納広告費の連帯保証のために株式の仮差し押さえを喰らってしまったようです。船井が持っていたネイルアートプリンターをはじめとした美容家電を買収した会社で使う目論見が見事に失敗したわけで、親会社の秀和システムを含めた経営陣の責任は大きいでしょうね。
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Unknown (krmmk3)
2024-10-26 22:40:24
>2024-10-26 04:51:11さん
昔撮った番組の再生保存用としてだとまだビデオデッキも需要ありますしね。ただ、画質が無残なことになるので結局見ない、となりそうですが。まぁ部品の確保が出来ないんだと思います。

>913dさん
ああ、ネイルアートプリンターなんか作ってたんですか。それを皮切りにあらたな業種へ打って出ようとして全部裏目に出た、とかでしょうか。
我々としては船井電機の製造能力が今後どうなるかが一番の関心ですけど、経済としてみればこれが他へ波及するのが気がかりです。
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Unknown (913d)
2024-10-27 00:24:40
>krmmk3様
今回の件があったのちょっと調べてみたんですが、かつて低価格で名を馳せたLexmarkのプリンターの生産を受託していて、その時のノウハウを生かしてネイルアートプリンターを生産していたようです。
もともと業績が悪化していたところで創業者が死去、株を相続した長男(本業は医者)が会社の顧問の紹介でコンピュータ書籍で有名な秀和システムに経営を託したものの、家電は素人だったようで結局破綻したということのようです。破産までにどこも救済に入らなかったところを見ると先行きは暗そうな感じがします。
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