私が昨年10月、1か月ほどいた沖縄のおもろまちには、小高い丘の上に水道タンクがありました。免税店のすぐ前あたりです。この丘は沖縄戦の激戦地で、シュガーローフとよばれています。日米ともに数千人の死傷者が出ました。
おもろまちから国際通りまでモノレールに乗ると230円かかります。もったいないなと思い、歩くことにしました。どうせ暇だし、犬も歩けば棒に当たる。すると、おもろまちから国際通りまでずっと下りなのです。その時、シュガーローフがなぜ激戦地になったのか分かったような気がしました。首里防衛のためには、この丘を死守する必要があったのですね。
こうして那覇の街を歩き回るようになったのですが、予想以上に起伏に富んでいるのです。上ったり下りたりの繰り返しでした。ちょっと丘に上がると、遠く、近くに海が見えます。空と海と島。この単純さが何とも気持ちよく、また行きたくなるんですよねー。
熊本に帰ってきて散歩を始めたのはこれがきっかけでした。我が家の周りを歩き回りながら、ここも坂の街だったなと痛感しております。
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