熊本大学の北西側の道路を隔てた場所で遺跡の発掘調査が行われています。周辺は学生アパートだらけ。散歩の途中に勝手に見学しているのですが、ちょっと見た目には柱の跡やかまど(?)の跡などのようです。いつの時代のものでしょうね? 素人にはさっぱり分かりません。
熊大のウェブサイトを見ると、黒髪キャンパス周辺にはキャンパスがすっぽり入るほどの、広大で重要な遺跡が地下に眠っているそうです。これもその一つなんでしょう。ここいらでは、縄文時代から奈良・平安時代までいろんな遺跡が発見されていて、構内に飽田郡家(飽託郡郡司建部公の居所)が存在した可能性も大きいらしい。「馬」という文字が書かれた土器も見つかっていて、役人の馬交換・宿場(駅)があったのではないかとみられています。
発掘現場を見学させてもらっていると、作業をしているおばさんたちから「こんにちは」と声をかけられました。それにしても、上手く土を掻き出すものですね。単なる作業員ではなく、発掘のプロという感じ。やっぱり専門の人たちなんでしょう。向こうは私のことを、変なオジサンと思っているに違いありませんね。