その一つが「出産」
お腹の中にいる赤ちゃんは鼻から酸素を吸って呼吸したり、お口から美味しいご飯を食べて身体の栄養を摂ったりしません。
お母さんの臍の緒を通じて栄養と酸素を取り入れます。
この世に産まれたとたんに、肺が呼吸をし始め、お口から栄養を摂り始めます。
さて、その切り替えを赤ちゃんの身体の中でどうやっているのかと、皆さんは考えたことあるでしょうか?
その産まれた直後の赤ちゃんの劇的な変化を学んだ時、ほんとに命というものの不思議さを強く感じたものです。
赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時は、お母さんの臍の緒からの栄養と酸素を受け取るために赤ちゃんの心臓には二つ穴が開いてます。その穴は、赤ちゃんの命を守るために必要な穴なのです。
赤ちゃんが産まれた瞬間に、
「オギャー」という泣き声を出すと同時に初めて空気が口から肺へと送られて肺が膨らみ呼吸をし始めるのです。
だから一番最初の「オギャー!」は
大切な一番最初の呼吸なのです。
そして、同時に心臓に開いてた穴は塞がれ、酸素は鼻や口から、栄養は口から取り入れるという形に変化させていくのです。
赤ちゃんて、凄いですね。
自分で意識してないのに、ちゃんと生きていくために身体を切り替えていくという
『凄い技を身体の中で行っている』のですから。
それこそ、生命の神秘ですね。