Kyoto Univ. Rowing Club GIRLS !

京大ボート部女子部の公式ブログ☆女子部員が交代で書きます。お楽しみに!

往く年来る年

2012年12月28日 15時10分55秒 | Weblog
瀬田の寒さも本格的になり、布団から出ることが一日の内最大の苦難なのではないかと本気で考えてしまそうになります。
気づけばもう2012年も残すところあと4日。結局人類滅亡なんてこともないまま2013年を迎えようとしています。そんな年の瀬、今年最後のブログ更新を担当いたしますのはこの私……1回漕手田中でございます。

さて、みなさん。あなたにとって今年2012年はどんな年だったでしょうか。変わらぬ四季の移り変わりを肌で感じつつも、一陣の風のようにいつの間にか過ぎ去ったように感じる人。三百六十幾何かの日々をとてつもなく長い道のりに感じた人。あるいは一年という節を節とせず、一日一日を濃く丁寧に生きた人。過ぎたことが取り戻せないのは分かっていても、どうしても後悔の念に苛まれる人。様々かと思います。

かく言う私にとって、この一年は濃く、厚く、複雑で、長くて、それでいて短い、そんな年でした。
旅立ち、別れの年として。長年慣れ親しんだ地元、丹波。また、幼少からの馴染みたちと離れ、別々の道を歩み出した春。喜びと期待と不安の混じった、あの甘酸っぱいような不思議な胸の高鳴りは、今も鮮明に思い出します。慣れない都会、足早に過ぎ去っていく人達。まめに帰省する度に、田の広がりを、川のせせらぎを、開け放たれた空を、脳裏に焼き付け、都会・京都に投げ出されたひとりぼっちの心を、何度慰めたことか。あの頃から思えば、今の私のなんと強くなったことか。
出逢い、成長の年として。ふとした偶然、そして巡り合わせ。ボート部との出逢いはまさにそれでした。こんなにも熱くて、一生懸命で、温かくて、厳しくて、優しい場所、私は他に知りません。新歓ボートレースでの感動、琵琶湖周航でさらに深まった同回生や新人コーチの方々との絆、そして秋季での躍動、悔しさ、苦さ、歓喜。さらには上回生や社会人コーチの方々とのふれあいで広がった見聞。自分の無知さに項垂れたこともありました。が、そんな様々な経験を通し、自分が高校生の時とは大きな壁を隔てるほど成長したこともひしひしと感じます。

来年2013年は一体どんな年になるのでしょうか。いえ、するのでしょうか。
未来に何があるかなんて分かるはずはありませんが、それでも、“こうなりたい自分”をいつも心のどこかに潜ませて。来年またこうして振り返るときに、今年も一年いい年だったなあ、そう思えるように行動していきます。

そういえば、あともう少しでセンター試験ですね。受験生のみなさんは試験勉強も大詰めに差し掛かり、焦りを覚えている人も少なくないのではないでしょうか。大丈夫。これからできることだってたくさんあります。まだ伸びます。自分を信じて頑張ってください。そして、京大に受かった暁には、一度、一度でいいです、ボート部の門を叩いてみてください。きっと新しい世界が見えるはず。(入部せずとも感ずることはあるはずです)

と、年末から勧誘してみましたが、よくよく考えると、来年新入生が入ってくるということは、私たちは先輩になるということですね。これからは学ぶだけの受動的な立場に甘んずるわけにはいかない。後輩をしっかり引っ張っていかなくてはいけない。特に女子は上回生が少ないので、私たちの学年がたくましくならねば。先輩として、人として。

…長くなってしまいましたね。読んでくださってありがとうございます。
それでは、去りゆく2012年に感謝と別れを告げつつ。
2013年、起こるであろう出逢いに期待しつつ。


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