ご挨拶をば。
えー・・・・・・
わたくしチビは、本日めでたくハタチになりました。
これも皆様の温かい励ましのお陰です。
2にゃんが1にゃんになって寂しいけど、これからもおねーちゃんは私が面倒みますので、応援よろしくお願いします。
(o*。_。)oペコッ
今日はチビの誕生日なので、約束通りお刺身を買ってきました。
嬉しくって離しません。
もうちょっと小さくしてあげないと、歯、ほとんどないし(笑)
3切れあげました。
まだ欲しがっていましたが、生魚は食べすぎるとげーしちゃうので・・(笑)
今日は誕生日。
がぶっちに用意したリボンを付けてもらいました。
ふむ。
さすがに女の子。
に、・・・・・似合ってますよ・・・・・・・・
似合ってるって・・・・・・・(笑)
こっち向いて?ちびちゃん。
チビが気持ちよく寝始めたところで、今日は誕生日すぺさるなので思い出話を。
チビとの出会い編。
長文です。すみません・・・・。
チビは元野良というのは何度も書いてきましたが、なんでそのチビがうちの子になったのかは一度も話していませんでした。
なので、今日はそのお話をします。
とざいとーざい。
れでぃすあんどじぇんとるめん。
ある日、親子連れのにゃんこが我が家の裏にやってきました。
見つけたのは母。
チビと、その姉妹2匹。
生後2~3カ月かな、というくらい。
母猫は真っ白で綺麗なにゃんこ。
人慣れしてて、全然逃げません。
「お腹空いているんじゃない?」って母が言うので、なにかないかなーと探して、ちくわがあったのでそれを持ってきました。
でも、野良猫なのでちっとも近づいてきません。
そうしたら、母猫がちくわを少し食べました。
仔猫は母猫が食べているので、おそるおそる近づいてきましたが、ある一定の距離からは近寄ってきません。
仕方なくちくわを小さくちぎって、仔猫たちの所に投げました。
それをパクパク食べて、満足したのかどこかへ親子は行ってしまいました。
それが初めての出会い。
もう来ないだろうと思っていたら、その親子は翌日も、また翌日も家の裏にやってきます。
ちくわやカニカマを投げてあげていたんですが、私の中にある想いがにょきにょきと。
「この仔達とお友達になりたい!!!!!!!」
もともと猫好きだったので、どうにかして仔猫とお友達になりたくてなりたくて。
母猫はおそらく元飼い猫だったのでしょう。
すごく大人しくて撫でたりできます。
きっとその様子を見たら、仔猫たちも心を許してくれるかなーと考えました。
最初は投げて与えていたごはんも、次第に距離が近くなっていきました。
「怖くないよ。大丈夫よ」って。
でも、焦ってはダメです。
仔猫たちが、この人間は怖くないんだって思ってくれなくちゃ。
私は根気よくご飯をあげました。
そのうち、3匹の仔猫たちをチビ1、チビ2、チビ3、と呼ぶようになり、チビは元チビ1でした(笑)
しばらくしたら3匹いた仔猫が2匹になりました。
事情は解りませんが、捨てられたか、死んだか・・・。
でも、残りの2匹は無事に大きくなるように、と家に来る時はお腹いっぱいになるようにご飯をあげていました。
ひと月もすると、裏の戸を5センチくらい開けただけで、顔がニョキって現れます(笑)
漫画のようで可愛かったなー。
その頃になったら、手からご飯を受け取っていました。
しめしめ・・・・・・(笑)
私のお友達作戦はしごく順調に進んでいったのです。
手からご飯をもらうといっても、最初はもらったらさっさと離れて食べてましたが、すぐにその場で食べ尽くし、次をねだります。
ちっちゃな手を一生懸命伸ばして催促するんです。
いや~、今でも思い出します。可愛い仕草。
開けていた戸も、5センチから10センチにしました。
つまり・・・・。
中に入っても良いんだよ、と。
これはね、ちょっと時間がかかりました。
野良猫にとって人の家の中は未知の領域。
おいそれとは入ってくれません。
じゃぁ、って作戦変更(笑)
人間大好きになぁれ!作戦。
手からご飯を食べてくれるので、今度は触らせて!です。
人の手の温かさを知ってもらおうと。
私もあの手この手を考えます。
だって、お友達になりたいんだもん。
あわよくば、うちの子になって欲しいと思っていたんだもん(笑)
ところが!
チビ2ちゃんはなかなか警戒心を解いてくれません。
この子は絶対家猫にならないな、と感じさせる仔でした。
だって、チビは当時から好奇心旺盛で、何にでも興味を示していましたが、チビ2は警戒心が先に立ってなかなか・・・。
なので、チビだけに絞ってお友達作戦を続けました。
もちろん、チビ2にも母猫にもご飯をあげてました。
きっと母猫はどこかの家で、仔猫たちに安住の地を与えて欲しかったのかもしれません。
何も言わずじっと私のすることを見守ってくれてました。
チビに最初に触れた時は嬉しかったなー。
頭をそっと撫でただけだけど、それだけでぴゅーーって逃げちゃった(笑)
でも、食欲には勝てないので、食べている間ちょっとずつ触れることにしました。
優しく、優しく、嫌がることは絶対せずに。
そいうこうしていると、慣れてきて、撫でるだけでは逃げなくなってきました。
頭を撫で、顎を撫で、耳の後ろを撫で。
気持ち良いのでしょう。
ゴロゴロと喉をならすようになりました。
しめしめ・・・・・・(笑)
今度は家の中でご飯作戦です。
今までは家のすぐ裏で色々やってきましたが、今度こそ家の中へ!
ご飯で釣ろうなんて姑息ですが、それしか思い浮かばなかったの・・・・(苦笑)
うちの中は安全だよ。
私もお友達。
ゆっくりしていってって。
チビはそれを受け入れたのか、案外すんなり家の中に入ってきてご飯を食べるようになりました。
チビ2は、警戒して全然ダメ。
もう、このころは諦めました。
実はこのチビ2ちゃんは、綺麗な三毛猫で、チビより数段コントラストが良かったです。
見た目はチビ2が可愛いんですが、いかんせん性格が・・・・(笑)
1ヶ月くらいかけて家の中を闊歩するようになったチビは、ご飯を食べに来るだけでなく、自分の意思で家に入るようになっていました。
でも、いつでもお外にいけるように、強制はせずに、じっくりじっくり家の中に慣れてもらうことにしていました。
家の中を探検したり。自由に。
ここがあなたの安住の地になりますように、って願いながら。
それからまた1か月くらいたって、チビが家に入った時、初めて戸を閉めたんです。
当然外にでられなくなりました。
出せ出せ!外に行く!ってチビが言ったらすんなり外に出したんですが、チビはそのまま家の中でくつろいでいます。
ついに・・・・
ついに・・・・
チビが家猫になった瞬間でした。
やった!!!
うちのコ。
名前はチビ。
チビちゃん!
「にゃぁ~」
チビ・・・・・・?
いやぁぁ~~~~~~ん
あんでチビって呼んだら返事するの????
あなたの名前・・・・チビですか・・・?
がっくし・・・・・
かくしてチビは我が家のにゃんこになりました。
名前は不覚にもチビ。
仕方ないけど、チビ。
家族も受け入れてくれて、我が家の家族が増えました。
あの手この手のお友達作戦。
結構苦労したんです。
それがかなって、家ににゃんこがやってきました。
私、チビのおかーさんになりたかったけど、おかーさんの座は母が。
とーさんもいるし。
なので、チビは私の妹、とあいなりました(笑)
ちなみに、チビの母猫は近所の元飼い猫でした。
私はシロ、と呼んでいましたが「マル」っていうレッキとした名前がありました。
その当時も老猫の域だったのでしょう。
仔猫を飼うから、となんとマルは捨てられたのでした。
でも、帰巣本能ってやつで戻ってきちゃった。
でも、彼女の居場所はもうない。
野良猫となった彼女は身ごもり、子供を産んだは良いけど、あまりお乳が出てなかったみたいで。
だから、あちこちの家を回って仔猫たちにご飯をもらっていたのです。
自分は見守るだけでほとんど食べてなかったな。
彼女の身の上を知ったのは、チビがうちの子になり、彼女が亡くなってからでした。
なんと、彼女を捨てた家は校長や教育委員を務めた教師一家。
信じられませんでした。
それを知っていたら、母猫も一緒にうちの子になってもらっていたかもしれないのにな。
うちの子になったチビは、我が家のアイドル。
そのアイドルが妊娠したと知ったのは、家にきて3ヶ月くらい経ってのことでした。
「妊娠~~~!!!!どこのどいつが!!!!!!!!」
その話は、また別の機会に。