くりきんとんの『自転車に乗って』

くりきんとんの『自転車に乗って』、 いい風を運んでいきます
“Every day is a new day.”

教科書に載っていた名作

2009-11-10 08:12:34 | 
もう11月も半ばなんですね。

一時期急に冷え込んできたものの、ここ数日はそんなに寒くないものだから11月って感じがしませんねぇ。
11月は【霜月】って言うんですが、この言葉を聞くとふと思い出すのは、『モチモチの木』というお話。随分昔、小学校の頃の教科書に載ってたような?気がします。
【霜月二十日の晩、モチモチの木に灯がともる】という言い伝えが、物語のクライマックスで起こるのですが、このなんとも幻想的な感じが好きですねぇ。

今思うに、学校の国語の教科書に載ってた文章って、何気に覚えているんもんですねぇ。里芋達が国語の宿題で本読みをすることがあるんですが、そんなとき、「あ、この話知ってる!!」と思うことが度々あったりして。『スイミー』とか、『かさこじぞう』とか。
『モチモチの木』は今でも載ってるのかなぁ???

この他、中学校の国語教科書に載っていた作品で印象に残ってるのは、『くるみ割り』という短編小説。主人公の少年の心の奥にある思い、時として子どもじみていたり、他人には言えないような複雑な思いを持っていたり・・・。当時(中学生の頃)、この少年の思いに少しだけ共感できたような気がします。

先日、この『くるみ割り』という小説のコトをふと思い出し、ネットで検索してみたのですが、なかなか手がかりになる情報を覚えていなかったので、苦戦しました。
なにせ、覚えていたキーワードは、【くるみ割り】というタイトルと、小説の冒頭で出てきた【熱き紅茶とビスケット】という誰だったかの俳句の一部と【中学の教科書に載っていた】ということのみ。それでも、何とか出てきました。(あースッキリしたー!!)
どうやら永井龍男という作家の短編小説だそうで、光岡図書という出版社の教科書に載っていたことが判明。光岡図書の選りすぐりの作品が改めて本として出版されてました。

教科書って、普段はそれほど見たいと思わないのですが、今にして思うと案外名作の宝庫なんですね。昔はイヤイヤ見ていた内容でも、あの頃の柔らか頭と素直な感受性にしっかりと焼き付けられているのですから。
そういや、音楽の教科書に載っている曲って、時代と共に様変わりしてきてますねぇ。筆者が若かりしころには、「あんな曲は載ってなかったよなぁ。」と思う曲が増えてきているみたいで。実際、(『世界がひとつになるまで』という曲で)松井五郎さんのお名前を教科書で見かけたときにはホントびっくりしました。
時代とともに扱う作品は変わっていくもんですね。でも、やはり「どこかいいなぁ。」と実感できるものが載っているんでしょうけど。
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