世界最強のノイズユニット「インキャパシタンツ」のリーダーにして日本最古のノイズバンド「非常階段」のメンバーである美川俊治氏がチョイスする日本酒を飲みながら、音楽の究極形態としての「ノイズ」をじっくり聴く会。とはいえ、決してマニアックな音源や知識をひけらかすような場ではなく、美川氏が“最も豊穣な音の貌である”と定義するノイズを、美味しい日本酒とともに全身で味わって頂きたいという主旨に基づいて行われるシリーズ企画です。
「酒とノイズ第2回は、題してBorbetomagusとその周辺。Borbetomagusは勿論、Voice CrackやDemo Moe、Wasteland Jazz Unit辺りにも触れられたらと思います。酒も入魂で用意します。来てね」(美川俊治)
(勿論、ソフトドリンクやおつまみも各種あり〼。五所純子による「出張味平」の参加も決定。また、美川氏によるテキスト「欧米異端即興対決 ~ボルビトマグースとヴォイス・クラック~」「TNB Est Mort. ~ああTNBの夜は更けて~」のコピーを来場者全員に配布致します!)
■出演:美川俊治 (インキャパシタンツ/非常階段)
□日時:5月15日 (日) 17:00開店/17:30ノイズ開始
□料金:¥1,000 (1ドリンク付き/予約できます)
□会場:渋谷「UPLINK FACTORY」(Bunkamuraより徒歩3分)
Tel.03-6825-5502 / http://www.uplink.co.jp
東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階
★協力:喜久盛酒造
五所純子
── Borbetomagusとの出会いは、高校の終わりか大学に入ったばかりの頃のことだったように思う。秋田昌美さんがFool's Mate誌に彼らのアルバムのレビューを寄せていたのだ。(中略)当時、私の視野の中にあった強力なサックスというのは、ペーター・ブロッツマンでありエヴァン・パーカーであったのだが、彼らの音とは全く異なる途方もない音の奔流が耳を突く。その轟音サックス二本に絡みつく、可塑性に富んだ奇怪なギター音。「何なんだ、これは!?」という思いが憑かれたように彼らの作品を追いかける狩猟行動に私を駆り立てた。Borbetomaniaの誕生である。(ボルビトマグース / 非常階段「ボス・ノイゼス・エンド・バーニング」 封入の美川俊治によるライナーノーツより一部抜粋)