photo : Maki Kaoru
ニューヨーク在住の音楽家「恩田晃」の、東京では3年振りとなるコンサートを開催致します。恩田晃は今回、カセットテープを用いたソロパフォーマンスと、ホーメイ歌手/アーティスト「山川冬樹」とのデュオパフォーマンスを行います。
彼らに加え、その批評性の高いハードコアなアプローチに全くブレのないエレクトロ・アコースティック作品を発表し続ける音楽家「テーリ・テムリッツ」と、音響派以降の“気配派”とでもいうべき音楽を体現するバンド「helll」といった強力なゲストたちがこのコンサートをサポートします( 飛び入りゲストもあるかもしれません…!!)。
厳冬の週末、東京の地下に立ち現れる音響の煌めきをお見逃しなく。
出演:Aki Onda / 恩田晃
http://www.akionda.net/
Fuyuki Yamakawa / 山川冬樹
http://fuyuki.org/
Terre Thaemlitz / テーリ・テムリッツ
http://www.comatonse.com/thaemlitz/
helll / ヘル
http://www.myspace.com/hellljapan
日時:2009年2月20日(金)Open 19:00 / Start 20:00
料金:予約¥2,500(会場にて受付中)
当日¥3,000(予約共に1ドリンク別)
会場:六本木「Super Deluxe」(Tel. 03-5412-0515)
http://www.super-deluxe.com/
東京都港区西麻布3-1-25 B1F
*企画協力:Kuro Pipe Stardust
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<出演者プロフィール>
恩田晃(おんだ・あき)
http://www.akionda.net/
1967年生まれ。10代の頃より写真に傾倒し、ジョン・ゾーン、アート・リンゼイ、ブリクサ・バーゲルドといったミュージシャンたちを撮影する。1992年には山塚アイ、竹村延和らと「オーディオ・スポーツ」を結成、3枚のアルバムをリリースする(2枚目以降は恩田のプロジェクト)。2000年よりアメリカに移住。これまでにカセット・レコーダーで日記のように録り溜めていた膨大なフィールド・レコーディング音源を用いた演奏を開始する。現在はニューヨークを拠点とし、欧米各地のフェスティバルへ赴き演奏や、アラン・リクト、ローレン・コナーズ、ノエル・アクショテ、ジャン=フランソワ・ポボロス、オーレン・アンバーチといったギタリストたちの即興演奏と恩田による写真のスライドショーを融合させるプロジェクト「シネマージュ」、そして映像作家ケン・ジェイコブスとのコラボレーションなど、メディアを縦断する活動を精力的に行っている。また、文筆家としての音楽誌/メディアへの寄稿や、アーティストの招聘/プロデュースを中心とするキュレーターとしても活動も、彼が行っている重要な仕事として注目するべきであろう。
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山川冬樹(やまかわ・ふゆき)
http://fuyuki.org/
ホーメイ歌手/アーティスト。1973年、ロンドンに生まれる。横浜市在住。自らの「声」と「身体」をプラットフォームに、音楽、舞台芸術、美術の境界線をまたにかけた脱領域的活動を展開。身体内部で起きている微細な活動や物理的現象を医療機器などのテクノロジーによって拡張、表出する。電子聴診器を用いたパフォーマンスでは心音を重低音で増幅し、さらに心臓の鼓動の速度や強さを意図的に制御(時に停止させながら)、そのリズムを光の明滅として視覚化。己を音と光として空間に還元することで、観客との間の境界線を消滅させてみせる。また、骨伝導マイクを使った頭蓋骨と歯とハミングによるパーカッシブなパフォーマンスは、ソニーウォークマンのコマーシャルで取り上げられ話題を呼んだ。活動の範囲は国内にとどまらず国際的に展開。2007年、ベネチア・ビエンナーレ・コンテンポラリーダンスフェスティバルから前年に引き続き二回連続で招聘を受け、同年秋に行った米国ツアーは各地で公演がソールドアウト。大きな反響を呼ぶ。現在、東京藝術大学、多摩美術大学、女子美術大学非常勤講師。
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Terre Thaemlitz(てーり・てむりっつ)
http://www.comatonse.com/thaemlitz/
数々の受賞歴のあるマルチメディアプロデューサー、ライター、講演者、教育者、編曲家、DJであり、「コマトンズ・レコーディングス」のオーナー。作品のテーマはアイデンティティー・ポリティックス(ジェンダ ー、セクシュアリティー、階級、言語、民族、人種を含む)と商業メディアによる社会経済に対する批評を批判的に結びつけたものである。これまでに15枚以上のアルバム、数々の12インチシングルやビデオ作品をリリースしている。音楽と文化についての著述はあらゆる国の本、学会誌、雑誌の中で発表されている。“ノンエッセンシャリスト(反本質主義者的)・トランスジェンダリズムとクイアに関する問題”の講演者や教育者として、ヨーロッパと日本のパネルディスカッションに参加している。2001年2月より神奈川県川崎市に在住。
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helll(へる)
http://www.myspace.com/hellljapan
ポスト音響派的なアプローチをみせる“純粋バンド”。メンバーは「the medium necks」の飛田左起代、「minamo」「VOIMA」の安永哲郎、「Irving Klaw Trio」「Hochenkeit」のジェイソン・ファンク、ジェフ・フッチィロ、そして 「asuna」こと嵐直之の5人。