南仏のワイルドな港町マルセイユに拠点を構え、世界各地に点在するぶっとんだアーティストたちのグラフィック作品をかき集め、それらをシルクスクリーン刷りのアートブックやポスターとして完成させ、出版し続けている「ル・デルニエ・クリ」。その主宰者である“出版芸術家”のパキート・ボリノが、秩父で行われる音楽フェス「4D 2015」に参加するため4度目となる来日を果たします。これに先駆け、大阪と東京でル・デルニエ・クリのポスター展を緊急開催! 昨年秋に南仏の二つの街(マルセイユとセット)で開催された「MANGARO」展と「HETA-UMA」展に参加した日本人アーティストたち、そしてル・デルニエ・クリに参加するヨーロッパのアーティストたちのポスターを一挙展示します。
▼9/12(土) - 13(日) 13:00 - 20:00
大阪・堀江「PULP」
入場無料
http://pulpspace.org/
▼9/16(水) - 17(木) 17:00 - 23:00
東京・麹町「ANAGRA」
入場無料(要1ドリンクオーダー)
http://www.anagra-tokyo.com/
▼9/19(土) - 20(日)、22(火祝) - 23(水祝) 19:00 - 24:00
東京・大久保「ART SPACE BAR BUENA」
入場無料(要1ドリンクオーダー)
http://buena.tokyo/
▼9/26(土) - 27(日) 13:00 - 21:00
埼玉・秩父《音楽フェス「4D」》ノイズステージ:スナック「スポットライト」
入場無料
http://4d.multipletap.com/
パキート・ボリノ|Pakito Bolino
スノッブなアート界や既存の出版システムに媚びる必要のない“自由な出版”を自らの表現と定め、南仏の港町マルセイユに構えるアトリエ=印刷所より真にプリミティブ且つ高純度のシルクスクリーン刷りアートブック/ポスターを世に送り出し続ける確信犯的“出版芸術家”、パキート・ボリノ。
彼の主宰する「Le Dernier Cri」(デルニエ・クリ=最後の叫び)とは、有名無名を問わず、彼がその才を見出した(だが、たいへん強力な作風の)アーティストたちと組むチームの名前であり、自身の営むアトリエの屋号であり、彼の出版芸術という行為自体につけられたタグである。
パキート・ボリノはデルニエ・クリの活動を通して、これまでにブランケ、フレドックス、レティシア、ステュ・ミード、アンディ・ボリュスといったヨーロッパ中の異才たちを紹介してきたが、彼は、ここ日本でも独自の表現活動を行う太田蛍一、根本敬、市場大介、セキンタニ・ラ・ノリヒロといったアーティストたちにもいち早く注目し、彼らのアートブックやポスターを製作/出版することで交流を育んできた。
「流行とは全く無関係に一生を通して自分のことをしている人々が、僕の心を打つ。ギャラリーで展示することもなく、公の場で発表する機会もなく、自分の為だけに、他人に媚びることなしに、一生我が道を行く人こそ評価したい」(「骰子」25号掲載のインタビューより抜粋)
http://www.lederniercri.org/