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経営革新支援件数の増やし方


kurogenkokuです。
昨日、埼玉県の産業支援課(経営革新支援担当者)から電話をいただきました。

今年、当会が飛躍的に承認件数を伸ばしているので、その理由を教えて欲しいとのことでした。
考えてみれば私がいまの職場に来た一昨年度の承認件数は3件、昨年度が5件、今年度は22件の承認企業を輩出する見込みです。

単会レベルでここまで承認件数を出している支援機関はほとんどないでしょうし、そのすべてを内製で対応しているところに特徴があります。専門家派遣の予算がどんどん削られている中で、組織内で経営革新支援ができるのは大きな強みだと思っています。


ところでなぜこれだけ急激に経営革新支援件数が増えたのか。
要因は大きく分けて以下のとおりです。


1.承認事業所の生の声を取材し、会報にコラムを書いている
これはインパクトが強いです。経営革新というと難しく感じますが、顧客の声を載せることで私もやってみようという気になる。ココを通じて申し込んできた事業所のモチベーションは高くこちらもやりがいがあります。


2.金融機関との連携
金融機関は金融検査マニュアルに基づき、企業の評価を行なっています。貸出先が健全な企業であれば金融機関は引当金を計上する必要はありませんし、金融機関の財務体質を改善するのに効果があります。健全な企業への道が「生きたビジネスプランの作成」に他なりません。ここの支援を金融機関の担当者がやるには時間と労力がかかりすぎます。そこでその部分を我々がお手伝いさせていただいているわけです。
http://www.fsa.go.jp/manual/manualj/manual_yokin/bessatu/kensa01.html


3.承認事業所の口コミ
承認事業所が口コミで紹介してくれるケースもあります。このクラスになると本当にありがたいですね。


4.マル経融資先への働きかけ
マル経融資と経営革新の相性はいいです。事業計画作成までセットで支援してあげれば、事故率も減少するし、融資を受けた側のメリットも大きいと思います。



以上が経営革新支援件数を増やした要因です。
「経営革新計画をつくってみませんか」と案内はしますが、最近、無理強いはしないようにしています。
無理にお願いしてやってもらったところで、たぶん計画を実行しないでしょうし・・・。

現状に危機意識をもって、変化を厭わない企業が最終的に生き残るわけですよね。
やるかやらないかは本人の問題、やる気のある企業に役に立つ支援ができるかどうかは我々の問題だと思っています。

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