kurogenkokuです。
昨日は1人の大学生が来所されました。
彼は大学4年生です。サブカルチャーに関心があり、その論文を書くのが目的です。
サブカルチャーと言えば・・・。
そう秩父では「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」というアニメ放映以来、たくさんのアニメファン(以下、アニオタ)が聖地巡礼で訪れ、大変賑わっています。
【公式サイト】あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
http://www.anohana.jp/
【読売新聞】“あの花”で秩父すごいことになってる、らしい
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110804-OYT1T00422.htm
飛び込みの来所だったのですが、非常に興味があったので1時間程度インタビューにお付き合いさせていただきました。
まちおこしに至った経緯、課題や今後の展開など、具体的にお応えしました。
彼もまたアニオタです。
kurogenkokuも彼に質問してみました。「逆にアニオタとして我々に何を期待したい?」と。
彼から出たキーワードは「世界観」という言葉でした。
なるほどね。
彼らはアニメの登場人物のひとりであって、秩父は彼らにとって「アニメ上の世界」として認識されている。もともと秩父は歴史や自然を中心とした観光文化の地。そこにアニメという別の文化が並存するようになった。
サブカルチャーというといろいろな定義があると思うのだが、彼の話を聞いている限り、おぼろげながら方向性が見えてきたような気がする。
彼らの考える「世界観」を大事にしてあげるような振興策が大切なんだと。。。
で興味深かったのは、彼らはアニメ文化だけでなく、観光文化も大切にしようとしているところ。アニメに登場していない観光スポット、地元の特産品、食事などについても本当によく研究している。
アニオタの皆さんが地元民に受け入れられているのは、地元民が持つ「別の世界観」を大事にしようとしていることが、会話や行動などから自然と伝わってくるからではないかと。
地域振興も企業経営と一緒で「お客様のニーズ」がどこにあるのかしっかり掴むことがカギ。
もしかして彼以上に収穫があったのは、自分だったのかもしれません。。。
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