kurogenkokuです。
商工会議所勤務や中小企業診断士だからかもしれません。経済や経営、地域振興などにはとても関心があります。
関心があるがゆえに、自分の得意分野をあらゆる事象の中で最も優先すべきと考える傾向にあります。
ところが最近感じたのが「当事者になってみないとその重要性について認識できない」ということです。
そのひとつが医療です。
年末、チビクロが肺炎の疑いで大学病院を紹介されました。
そこには急患の子供たちがたくさんいました。病院の電話は鳴りっぱなしで次から次に患者がやってきます。
チビクロは幸い軽い症状でしたが、担当した先生が「年末年始も24時間やっています、不安だったらいつでも来てください」と声を掛けてくださったのが印象的でした。こうした救急医療があることでどれだけの人が救われているだろうか・・・。
kurogenkokuもある病気の治療のため、大学病院に通院しています。
先日MRI検査があったのですが、自分の隣に看護師に手を引かれながら腰掛け、同じくMRI検査を待つ男の子がいました。
小学生くらいでしょうか。顔は青白く、髪も薄くなってしまっています。痩せこけて歩くのがようやっとという状態でした。入院生活が長いのかもしれません。両親の姿が見えません。優しく声をかける看護師さんに小さくも楽しそうな声で答える男の子。その会話を聞きながら胸が張り裂けそうな思いがしました。
私も小さな子供を持つ親です。なんとかこの小さな命を救ってあげて欲しいと心の底からそう思いました。
医療だけではありません。
教育、福祉、環境、文化など我々を取り巻く環境にはあらゆる問題が渦巻いています。
どうしても自分の専門分野の重要性ばかり強調する傾向がありますが、それぞれの当事者になったつもりで冷静に判断する必要性がある。そんなことを感じたここ数日間でした。
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