kurogenkokuです。
かなり前の日経ビジネス(2010年11月22日号)の話になりますが『管理職の360度評価』という特集がありました。
化粧品会社コーセーの360度評価を活用した管理職強化の事例が取り上げられています。
その中でも特にkurogenkokuが注目したのが、『コーセーのマネジメントスタイル10則』です。現状と理想の乖離を具体化に言語化したのだそうですが、実にこれがわかりやすい。
【コーセーのマネジメントスタイル10則】
1.聴け、褒めろ
現状:活動を見ず、話を聴かず、結果だけ見て叱ることが中心
理想:活動に目を向け、プロセスや成果を聴き、褒めながら環境を整える
2.任せ、ともに高みを目指せ
現状:仕事を丸投げし、自分は責任を回避している傾向が強い
理想:能力・志向を把握したうえでチャレンジさせ、結果の責任をとる
3.自分の言葉で夢を語れ
現状:自分の意志で語ることが少なく上司の言葉をそのまま伝える
理想:会社が目指す方向に自分の意志を加えて納得感ある言葉で語る
4.勇気をもって決断せよ
現状:当事者意識が希薄で別のだれかが決めると考え好機を逃す
理想:どんな場面でも自ら考え、自らの意志で決断し責任を負う覚悟で臨む
5.先頭に立って挑戦せよ
現状:前例にとらわれずに率先して変化に挑戦することがない
理想:自ら積極的に挑戦。失敗してもそれを認め、糧にして挑戦し続ける
6.お客様を見ろ
現状:発想が内向きであり、社内都合ですべてを決める傾向
理想:お客様起点で考え、大切な人に商品を提供するつもりで妥協しない
7.世界を知れ
現状:自分業績中心で、企業として世界で戦う意識が希薄
理想:自社がどうあるべきか個々が世界を知り、高い視点から仕事を自問
8.つながりを生み出せ
現状:自部門の都合優先で領域を作り、セクショナリズムが蔓延
理想:全社視点で部門間連携を強化し、全社体制を築く橋渡しをする
9.英知を養え
現状:従来発想でしか物事をとらえず、経験で感覚的に考える
理想:自ら事業構築する気概でアンテナを張り、自己啓発し周囲を啓蒙
10.感動に敏感であれ
現状:感受性が希薄で、周囲の人の言動にも無関心
理想:万事に関心を持ち、かかわる人の気持ちに敏感で、感性を磨き続ける
皆さんはどうお感じになられましたか?
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