連休明け一発目の今日は・・・。
午前は川越市で事業再構築支援1件、午後は川口市で収益力改善支援3件。いきなりテンションが上がります。
どうもkurogenkokuです。
中小企業庁の「中小企業の成長経営の実現に向けた研究会」では、これまで大きな成長を遂げてきた企業の特性について、様々なデータを用いて考察してきました。
リソースをベースにして成長した事例なのか、マーケットの分析からスタートして成長した事例なのか。その一方で、日頃から中小企業経営を間近でたくさん見ている立場として、忘れてはならない大きな視点がもう一つあると思っています。それは・・・。
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経営者が成長志向であるか否か
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当たり前の話ですが、これって結構大きいんです。
成長のポテンシャルがあるのに、経営者が「安定志向」で既存のドメインの殻を打ち破ろうとしない。コロナのような非常事態になると、従業員を休ませ、コストカットを行う。すなわち「守りの戦略」に入る。
成長を遂げる経営者の行動は上記と大きく異なります。既存市場が成熟すると「新たな事業機会」を見つけて進出しようとする。そこで足りないリソースは、買収してでも早期に獲得する。コロナのような非常事態になると、固定費を回収できるだけの売上や利益を確保するために、新規事業を立ち上げる。
オーナー会社である中小企業の戦略は、すべて社長によって決まるのです。成長志向の社長を見つけ、成長志向の経営者が自身の思い描くようなビジネスを実現するためのインフラ整備を進めていく。これはこれまでとは全く異なる枠組みがいいです。
大胆な成長支援を誰が行うのか。公的支援脳に浸食されているkurogenkokuではダメです。民間金融機関による融資もダメ。なぜならリスクをとらないから。責任が取れないという表現をした方が良いかと思います。「手堅く」「確実に」、こういう思考は大胆な成長のブレーキにしかなりません。
サポートするのは投資家であったり、プロ経営者であったり、そういう人たちなんだろうな。
ゴールデンウィーク中、ふと思うところがあったので、書き留めてみました。