モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

成功する中小企業者の特性について


経営革新支援も佳境に入っています。一分たりとも無駄に過ごす時間がないとはこのことです。


どうもkurogenkokuです。


昨日は、某金融機関の若手経営者勉強会設立記念総会にお招きいただきました。
発足時点では約80名の会員が集まりました。これから経営に必要なノウハウ習得のためのセミナーなど頻繁に開催されます。さらに多くの参加者が集まり、基礎体力の向上を図る企業が増えてくれたらいいなぁと思っています。kurogenkokuもオブザーバーとして、ちょこちょこ顔を出させていただく予定です。




総会終了後の基調講演。講師はは明治大学政治経済学部の森下先生。kurogenkokuが日頃、お仕事で大変お世話になっている先生です。「成功する中小企業者の特性について」と題して、データと事例で約一時間お話しいただきました。


特に共感したのは「イノベーション実践の成果」に関する先生の見解です。先生は、イノベーションの三大分野として以下の三つをあげています。

①新製品・新サービスの提供、新生産方法の導入等の生産技術面の開発
②新販路開拓、新物流系統等のマーケティング・営業活動
③新組織形成等の組織運営面の革新

そのうち、「①はなかなか成功するのが難しく、まずは②の可能性を追求すべし」とおっしゃっていました。つまり「いまの製品・サービスを購入してくれるお客様が他にいないか」ということです。


新事業活動促進法の経営革新の類型には以下の四つがあります。
1)新商品の開発又は生産
2)新サービスの開発又は提供
3)商品の新たな生産又は販売方法の導入
4)サービスの新たな提供方法の導入

常々経営革新支援をしている立場として申し上げると(あくまで私の場合ですが)、「1)と2)は実現可能性が難しく、3)と4)に取り組む事業者が多い」のが特徴です。特に小規模事業者ほどこういった傾向が見られます。
→本日午後は「新規事業開発セミナー」で講義をするのですが、その中でも同様のことをお話しする予定でした。



ところで講演中で先生が以下のサイトを紹介されていました。

【おもてなし経営企業選】
http://omotenashi-keiei.go.jp/

豊富な事例が用意されています。
経営の参考にされてはいかがでしょうか。




話は変わり、現在、秩父商工会議所では経営発達支援計画(商工会議所の経営革新計画みたいなものです)を申請しているところですが、我々の小規模事業者支援が個者または地域にどんな成果をあげたのか(あがらなかったのか)、向こう3年間定点観測していただくことを森下先生にお願いしております。
有識者に客観的に分析していただくことで、我々も緊張感をもって経営支援に打ち込むことができます。こういうことってすごく大切だと思うのです。



さて仕事の話ばかり書きました。

今週末は家族でスキーに行きます。
日曜日はチビクロの誕生日だし。。。

仕事と家族サービスはメリハリをつけながら全力投球します。

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