ウルトラな街…
ウチから同じような距離で、4つほど駅がある。
その内の1つの駅で、お袋と待ち合わせ。
クルマの保険の書類をやり取りするためだ。
お袋は、保険の外交員をしている。
俗に言う保険のおばちゃんだ。
御歳73歳でありながら、バリバリの現役だ。
とても若く見え、よく「定年はいつ頃になってしまわれるのですか」と聞かれるらしい(笑)
もう年金もバリバリ貰っているっちゅうのっ!
収入も俺を遥かに超え、ことビジネスにかけては、彼女にかなわない。
親子としての性格は、全くもって合わないものの
こうして保険がらみの用件の時は、昔から世話になっている。
少し早く着いてしまった俺は、改札で待っていた。
もう、何年電車に乗っていないのだろう…
この改札を越えた記憶は、覚えていないほど前になる。
お袋を待っている間に、この駅や商店街を撮ってみた♪
デジカメ持ってなかったんで、ケータイだけどね。
駅の柱にはポスターが…
そう、ここは「ウルトラな街」なのだ。
円谷プロがこの街にあったことから、この名前が付いた。
まぁ、ある種の街おこしだ。
よく子供の頃、円谷プロの前を通るたびにワクワクしたっけ(笑)
敷地内には怪獣のキグルミが置いてあったり、特殊車両が置いてあったりね♪
俺ぐらいの年代になると、
ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンなんかで育って来ているのだが
子供ながらに、この街には円谷プロがあるんだゼぇと
なにか誇らしげに思えていたりもした。
そんな子供達が大人になり、街おこしをしようと考えたとき
ウルトラな街にしようという考えに行き着くには、とても自然な流れだったのだろう(笑)
昔から商店街のイベントでは、なにかとウルトラマンや怪獣が参加してくれてたしね♪
2005年ごろから、もっとウルトラを前面に出そうと、
商店街振興組合が動き、ウルトラな街が更にウルトラな街になった。
なのでウルトラなのは駅だけではない。
商店街には、至るところにウルトラなモノがある♪
バルタンな街灯だったり、ウルトラマ~ンな街灯だったり♪
ウルトラマンな街灯には、下の方にカラータイマーみたいな部分があって
夜なんかは、こんな風に光ります♪
この他にも地図やら、モニュメントやら、本当にたくさんのウルトラが
色んな所に点在している。
中にはワザワザ遠方からこの商店街を訪れ、全てのウルトラを探索する人もいるみたいだ(爆)
残念な事に、2005年に円谷プロは隣町に移転し
倉庫として残っていた旧社屋も、2008年に取り壊されてしまった。
でも、この街の人間は、円谷を忘れないし、特別な想いもあるので
このウルトラな街は継続して、この形をとっているんだね。
そんなに洒落た商店街ではないし、道幅も狭いし、高級感も無いが
なにか暖かみのある、俺の好きな商店街だ。
あっ、そうそう、駅から少し離れているけど、木梨サイクルもあるよ~(笑)
俺も観てましたよ、魔女ッ子メグとかサリーちゃんとか(笑)
妹がいたもんで。
そういう意味では、男の子向け、女の子向け
両刀使いでしたねぇ。
にしても、ウルトラマンタロウは斬新なネーミングでしたねぇ…
いきなり和風な「太郎」ですからねぇ…
耳に残るのも無理ないですね(笑)
俺も父親に関しては、黒くなっている記憶がたくさんありますよ(*ゝー・)b
まあ、今となっては、全部ひっくるめてオヤジなんだと
随分客観的に見れるようになりましたけどね(笑)
時々そうやって記憶に浸ってみるのも
自分の成長に繋がるところがあるかもですね。
山口な親父の実家に遊びに行ったときのこと。
親戚が車を貸してくれて、幼い私を気遣い「ウルトラマンの歌」が入った
カセットを用意してくれてました。
それまでは魔女ッ子メグとかサリーちゃんとかw 女の子なアニメしか興味が無かったんです。
ある曲はそれ以来聴いていませんが、今でも耳に覚えてます。
「たろう♪たろう♪たろう~♪ウルトラマンたろう♪」
あの時から親父はいませんが、黒くなっていた色々な記憶が蘇りました。
しばらく蘇った記憶に浸ってみます(笑)