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くまさんのリュックを作っているところです。
息子が2歳くらいの頃、くまのぬいぐるみのようなリュックをいつも背負っていました。
お気に入りで、冬は背中もあったかです。
胴体や手足もあったのですが、わたしの技術では無理があると思いシンプルに顔だけにしました。
顔や背中のパーツを作って最後にまとめます。
ふと、4年前に短期のパートで埋蔵物の土器洗いをしたことを思い出しました。
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朝から夕方まで、ひたすら刷毛で土器を洗うのですが、柔らかい土器はくずれやすいので
やさしく洗います。文様がある場合は、拓本をとるベテランの方がいるので
文様をくずさないように洗います。ずっと土器洗いをしていたら調査員さんが
「単調やろ、面白い仕事もしてみ」と言って接合の仕事をさせてくれました。
硬い土器は割れ口がするどいので、合わせやすく鉢などが接合できるとうれしくなります。
やわかい土師器は、洗いのときに周囲が溶けていたりするのでバラバラのものを接合するのは
立体ジグゾーパズルのようでむずかしかったです。せっかく仕事を頂いたのに
現場報告会には間に合わず。。。。欠けている部分はベテランの方が石膏で埋め形を仕上げます。
展示できるように、石膏部分に色をポスターカラーで色合わせして塗る作業もさせていただき
貴重な体験となりました。埋蔵品の展示会を見ると懐かしい気がします。
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