木陰で涼む作務衣姿のお遍路さんに「 写真を撮ってください」と お願いした。撮り終えたあと木陰で話をした。「厄年から父親と一緒に遍路を始めて70歳を超える今日まで毎年続けてきました。30回を超えました」「お遍路は奥深い、これからも体が続く限りは続けたいものです」と。イヤハヤとんでもない修行者だった。話を終えると「 それじゃ」と言って別れた。同行二人と書かれた菅笠に年季が入っていたことが強く印象に残った。