イタリアのスポーツ紙、トゥットスポルトによると今シーズンからバルセロナの10番を背負い、現在バルサと違約金1億5000万ユーロ(約192億円)で2014年までの契約を結んでいるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、数年中にも、7000万ユーロ(約89億6000万円)の移籍金でユベントスに移籍する可能性があると予言しているそうです。
同紙によると、ユーベのオーナーが、「世界中の選手の中でユベントスに来てほしい選手はたくさんいるが、1人選ぶとしたらメッシだ。」と自身の希望を明かしたそうで、一面に「バルセロナは伝統的にスター選手の放出に慣れている。」と過去のデータを掲げるなど、夢の実現性を指摘しているそうです。
確かにバルサはこれまでにマラドーナやストイチコフ、ロマーリオ&ロナウド&リバウド&ロナウジーニョらブラジルのエースを放出。また、最大のライバルであるレアル・マドリーにM・ラウドルップ&フィーゴも放出。他のクラブであれば売却不可能なはずの人気スターをあっさり放出した経緯があります。もちろん、背景には素行不良や戦術上の問題、キャリアのピーク等いろいろあるとは思いますが、それでも他のクラブに比べるとバルサでキャリアを終えるスター選手が少ないのも事実。選手、そして後に監督としてバルサの伝統を築いたオランダのヨハン・クライフは母国のフェイエノールトで、そしてバルサのカンテラ(ユース)出身で、クライフの下でドリームチームを築いた90年代のの象徴とも言えるグアルディオラ(現監督)も紆余曲折を経て、メキシコのクラブで選手としてのキャリアを終えています。
一方、ユーベと言えばプラティニにR・バッジョ、そしてデル・ピエーロと10番≒ファンタジスタを伝統的にクラブの象徴に据えるクラブ。それらを踏まえるとデル・ピエーロの10番は近い将来に地元イタリア出身で現在ユーベの20番を背負うジョビンコがその系譜を受け継ぐと言われていますが、メッシが背負う可能はあると思います。
もっとも、資金力に加え、アルゼンチン色が強いチームカラーを踏まえるとユーベよりもインテルの方が有力だと思いますが、、、。