花粉や黄砂はちょっと落ち着いたっぽい。
でもまだまだ鼻水からの鼻詰まりがあって薬も2日分なので、出社前に薬をもらいにかかりつけの耳鼻科で診察を受ける。
通院は去年の花粉シーズンからなのですが、薬剤師に相談して今年から薬を変えてもらってから、すこぶる調子が良い。
特に今の薬を飲むようになって咳が減った。
アレルギー性の鼻全般や咳に効くみたいで、どうもアレルギーがあるっぽい。
それで病院が開く前に行ったのですが、今日は開く前から駐車場が埋まりつつあった。
確かに患者の多い耳鼻科で、予約があった方が確実ですが、当日でも割とサクっと診てくれるので、そのまま入る。
中はほぼ女性、あと老人が2人。
1人目のじいさんは診察料が先月と変わったことをやたら受付に問うていたが、10円安くなっているので、そこまで引っ張らない。
このじいさんはまだ良い。
問題は2人目のジジイ。
ジジイ故に、耳鼻科と相まってやたらと声がデカい。
どれぐらいデカいかと言うと、駅のホームを通過する貨物列車の音よりもデカい。
診察室内からも聞こえてくるデカい声が待合室になると耳がキンキンするので、たまらずトイレに逃げる。
診察の順番を飛ばされたが、鼓膜がやられるよりはマシだと思ったし、自分の番にはジジイもいなくなっていた。
それで診察を終えて会計を済まし、調剤薬局に向かうと私よりも先に診察を終えた女性たちが薬局の待合で薬を待っていて、会計では先程のジジイがやっぱりデカい声で薬剤師に絡んでいる。
何でもどこに貼っても良いという貼り薬を処方されるもどこに貼れば良いかと喚き、薬剤師が絵を描いて渡すと何故最初からそうしないのか、他の患者にもそうしろと喚く。
そして、薬剤師のイライラが伝わってくる中で、昔この近くにあった耳鼻科はどこに行ったのか、と薬剤師に絡む。
薬剤師は当然わからない、行政に聞いてくれと説明して、3度目でようやく帰る。
どうもこの前にも一悶着あったみたいで(後で聞くと、薬剤師の給料に絡んだっぽい)、若い女の子の薬剤師が涙を流しながら、二度と来るなと立ち去るジジイの後ろ姿に叫ぶ。
それでその薬剤師は一旦後ろに下がり、残った薬剤師がレディースたちの会計が終わって私が会計に並ぶと、さっきのジジイが戻ってきて、隣で昔この近くにあったという耳鼻科についてまた尋ねる。
うるさくて薬剤師さんの声が聞き取りづらかったが、どうせジジイには聞こえてないだろうと薬剤師さんたちを大変でしたねと労う。
私も町内会で声の大きい老人には手を焼いたので、その気持ちは察するところがある。
田舎の老人会や婦人会は秘密警察GODみたいなもんだ。
そして、あんなジジイにはなりたくない、否、なることはない。
なぜなら病院が開く前に駐車場でドアを全開にして1人で2台分の駐車スペースを占拠するナチュラルボーン・クソジジイだから。
まだそこまであつかましくなれない。
もっともあつかましさに無自覚であれば、その予備軍とも言えるが。
そうならないためにも、敬意を払ってもらうことを強要しないように、自己満足を高める必要があると思う。