日本サッカー界はリアルな大空翼、いわゆるファンタジスタをたくさん輩出してきました。中田英寿、中村俊輔、小野伸二、松井大輔etc(カペッロ監督はASローマで中田英寿にダブルボランチの一角として運動量とダイナミズムを武器とするクルソーレとしての役割を期待し、ジーコJAPANでもボランチで起用したように中田をリアリスティックなプレイヤーと捕らえる向きもありますが、個人的にはファンタジスタの系譜に名を連ねるプレイヤーだと思いますし、僕が監督であればトップ下またはセカンドトップで起用します)。しかし、A代表にしろ、U-22にしろ求められているのはリアルな日向小次郎。フランクフルト移籍後好調の高原頼みは危険ですし、見る分には全然問題ないですけどJリーグの各チームの9番またはCFのポジション及び得点ランキングを外国人選手に占められているようでは先がないかなぁと思います。
以前ジーコJAPANのあるFWが所属クラブで11番を背負うことについて「僕は9番タイプじゃない。」と応えてましたが、キング・カズのように「僕の背番号は11。でも9番(CF)や10番(チャンスメイカー)の仕事も求められる。9+10+11で30番の仕事をする。」ぐらいの気構えが今の日本のFWには必要だと思います。