「007/カジノ・ロワイヤル」のDVD化を勝手に記念して、ジェームズ・ボンド/007シリーズに登場する「ボンドカー」をネタにしていますが、一応「カジノ・ロワイヤル」までのボンドカーは残り一台となりました(トヨタ2000GTやフォード・マスタング・マッハ1はQから支給された車じゃないので含んでいません)。最後にピックアップするのはアストンマーチンDBSです。といっても「カジノ・ロワイヤル」に登場したDBSではなく、6作目「女王陛下の007」に登場した初代DBSです。
ドライバーのボンドがかなり酷使するので、歴代ボンドカーのはいずれもろくな結末を迎えていないんですが、初代DBSはその中でも最も幸せな時間と不幸せな瞬間を過ごしたボンドカーといっても過言ではないでしょう。
7作目「ダイヤモンドは永遠に」では、Qの研究室で初代DBSにミサイルを搭載されるシーンもありましたが、「女王陛下の007」と「ダイヤモンドは永遠に」の劇中では秘密兵器としてボンドカーの活躍はありません。ですが、「カジノ・ロワイヤル」に登場した新型DBSにしてもボンドの魅力を引き立てるアイテムであれば、秘密兵器のシーンがなくても十分ボンドカーとしての役目を果たしているんじゃないかなと思います。「女王陛下の007」の冒頭で2代目ジョージ・レーゼンビー=ボンドがDBSと共に登場するシーンはカッコいいです。
と言う訳で新旧DBSを並べてみました。BMWもカッコいいんですが、アストンマーチンのような英国貴族趣味な感じは醸し出せませんね。フォードがアストンマーチンを手放したので、次回作にアストンマーチンが登場する可能性は低いかもしれませんが、次のボンドカーもボンドの魅力を際立たせる車であって欲しいと思います。