所謂渋谷系の音楽性を ” 具体的にこういうものだとは言えない " と評する方もおられますが、フリッパーズの2人とオリジナル・ラブとピチカート・ファイヴの御三家を中心にアシッド・ジャズという共通項があっというか、具体的にはサンプリングの再解釈があったかと思います。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/digit/trend/digit-828098
具体的にはハウスのちょっと前を飛ばした、60~80年代をベースに生サンプリングやハードディスクレコーディングも含めた広義に渡るサンプリングというか。
それも60~80年代をミックスするのではなく、それぞれ並べると言うか。
なので、バリエーションに富んでいたというか。
同じことはブリットポップにも当てはまると思います。
一方で、それらの源流にはストーン・ローゼスもいたかと思いますが、ストーン・ローゼスがマッドチェスターの1stから長い沈黙を経てレッド・ツェッペリンの再解釈に転じたこと、これがそれぞれのブームの終焉の引き金になったところはあるのではないかと今思います。
ローゼスによるレッド・ツェッペリンの再解釈はある意味噂されていたことではありましたが、いざ「セカンド・カミング」が蓋を開けると、まんまというか。
やっぱりツェッペリンはツェッペリンというか。
小山田圭吾がヘビーメタルも取り込むように口を開けましたが、カーティス・メイフィールドとゲーンスブールとバート・バカラックは並んでも、そこにジミー・ペイジも並んでくれというのは無理があったように思います。