元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガーのポッドキャストに出演した際に理想的な5人のフットボーラーを問われた元フランス代表FWのティエリ・アンリが「付き合いのある選手でチームを組むのは難しすぎるから、レジェンドだけで選んだ。」とした上で、元ブラジル代表FWのペレと元アルゼンチン代表MFのディエゴ・マラドーナと元オランダ代表FWのヨハン・クライフと元ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアーと元デンマーク代表MFのミカエル・ラウドルップの5人を選出しました。
その5人の中でもアンリは「理解できないんだ。過小評価されている選手がいるとすれば彼だね。フットボールを語り、深く理解している人なら、その本当の価値を分かっているはずだ。どの10番が最もゴールしたかを聞かれても、ほぼ誰も覚えていない。でも、ラウドルップはモンスターだった。」と、現役時代にアンリも所属したスペイン・リーガ・エスパニョーラのバルセロナでリーガ・エスパニョーラ4連覇に貢献したラウドルップを讃えました。
続けてアンリは「『YouTube』にある彼(ラウドルップ)のビデオを今でも月に最低2回は見ているよ。」と明かし、「10番はチームをプレーさせる人物を意味する。なかでもラウドルップは最高の10番だった。その番号を背負った多くの選手はゴールしか考えていなかった。けど、彼は違ったんだ。ラウドルップは、そうだな。私の神だよ。彼のパスは別格だった。」と、バルサ退団後に所属したレアル・マドリーで10番を背負い、レアルでもリーガ・エスパニョーラ優勝に貢献したラウドルップを絶賛しました。
てっきりアンリのアイドルは元オランダ代表FWのマルコ・ファン・バステンだと思っていました。
フランス代表でアンリが主に背負っていた12番は、ユーロ1988のオランダ代表でのファン・バステンの背番号と同じであり、ファン・バステンへの憧れから12番を選んだと聞いたことがあるもので。
もしくはアーセナルやバルサで背負った14番から、ヨハン・クライフとか。
あと、ラウドルップはデンマーク代表とレアルでは10番ですが、バルサでは9番のイメージが強いです。
バルサとサンパウロが対戦したトヨタカップでは、確かバルサの9番だったと記憶しています。