バルセロナとインテルのCL決勝トーナメント・準決勝のセカンドレグは、0-1でアウェイのインテルがホームのバルサに敗れましたが、2試合トータル3-2でインテルがバルサを下しました。
インテルのモウリーニョ監督は、前回王者に0-1で敗れながらも38年ぶりに決勝進出を決めたセカンドレグを「生涯で最も美しい敗戦。今日はポルトの指揮官としてCL優勝を成し遂げた日よりも上。」とモウリーニョ監督らしい男前なコメント。
また、試合終了直後にピッチに飛び出して喜びを爆発させるモウリーニョ監督にバルサのスペイン代表GKビクトル・バルデスが激しく詰め寄ったことについて)勝利に慣れているチームが負けを受け入れるのは難しい。だが、私にはカンプ・ノウ(バルサのホームスタジアム)まで応援に来てくれたインテルのサポーターと喜びを分かち合う権利はあるはずだ。」とこれまたモウリーニョ監督らしい男前なコメント。
僕は昨季までお隣のミラニスタでしたが、フリットがいた頃からチェルシーも好きな僕はもちろんチェルシーの元指揮官であるモウリーニョ監督が好きなので、この準決勝はバルサよりもインテルに勝って欲しかったのでよかったです。
また、セカンドレグの前にバルサの一部の選手が、「ファーストレグは審判のせいでインテルに負けた。」とか「セカンドレグはインテルの選手にサッカー選手になったことを後悔させてやる。」と随分鼻息が荒いというかちょっと上から目線だったので、判官びいきな僕はインテルが勝ってちょっと気持ちよかったです。
そして、CLで優勝するために今季インテルからバルサに移籍した元スウェーデン代表FWのイブラヒモビッチはご愁傷様でした
同時に、1994年のCL決勝でバルサがミランに0-4で惨敗した時のことを思い出しました。
あの時も当時バルサ率いていたクライフ監督が、「ミランにサッカーを教えてやる。」と上から目線でした。残念。
一方で、「我々ができることはインテルを祝福し、彼らの決勝での健闘を祈ることだけだよ。そして明日からは、リーグ戦の残り4試合に向けて準備を進めていかなければならない。」と気持ちを切り替えたクライフ監督の愛弟子のバルサのペップことグアルディオラ監督は潔いと思いました。