Gift ~与えられるもの、与えられたもの~

ギフテッド
生きにくい子どもたち

moreよりbest

2010年09月10日 12時31分52秒 | 気づき
今朝は秋らしい気持ちの良い朝でしたね~
クーラーで一晩過ごして起きた朝とは全然違います。
今朝は窓も開けて寝ることが出来たので、
小鳥の声で目が覚めました
な~んて素敵な朝なんでしょう

と浸っている余裕はなく
たいたいを幼稚園のバス停まで送った帰りに
近くの団地の図書館&スーパーでお買い物をして
家の掃除も終わり、スッキリです
朝からバタバタと過ごしてやっとひと息。

拭き掃除をしながら、携帯の音楽をイヤホンで聞いて(今日はいきものがかり)
デッカイ声で歌いながらやったので(ご近所にまる聞こえ?)
部屋も心もスッキリスッキリ
こうやって頭の中もスッキリした時は
良い気付きがやってきてくれます。


掃除しながら、私よりも先に亡くなってしまった友人のことを考えていました。
彼女がこの世を去る前に
私の夢に出てきました。
そして、自動販売機だったのか?よく覚えてないのだけど
その下にコインを落としたから、私に「拾って」って言うんです。
でも私から見たらすぐに取れるような場所にあって、
「自分で取れるやん?」って言ったら
「無理やねん。きょんぼ、お願い!!」って、どこかへ行ってしまう夢でした。
起きて慌てて電話したら、お母さんが「今から病院へいくから…」と、
そして2日後、旅立って行きました。
掃除して、手が届かない所に何かが落ちてたりすると
その時の夢のことを想い出します。

彼女は幼馴染で、かわいくて、勉強も出来て、スポーツも出来て
お金もほどほどにあって、毛深くなかったし(小学校の時はそれが一番うらやましかった
若いころからすごくモテました。
また彼氏変わったの? というくらい、何人も素敵な人とお付き合いもしていて
正直、羨ましかったです。
東京へ転勤が決まった時も、先に結婚して東京に来ていた彼女の近くに住みたいと
同じ沿線で新居を決めたのを想い出します。
初めての子も同じ年だったし、一ヶ月に一回くらいは
お互いの家を行き来するような、お付き合いでした。
二人目の妊娠がわかってしばらくして、
「胸にしこりがあるんだよね~。」って。
それから少し連絡がなく、こちらから聞くのも怖くて
連絡を待ってました。

妊娠8カ月くらいになった頃、彼女から手紙が来ました。
~実は今大阪なんだ~。 急遽引っ越ししたの…
胸のしこりは悪性のしこりだったので、今から子供を産みます。
そして、出産後は治療に専念するので実家で過ごします。
連絡できなくてごめんね~。

その時、私も自分のことで頭がいっぱいの時期で(精神的にどん底のころで)
彼女の辛い気持ちをわかってあげられてなかったと想います。
それが今でもずっとひっかかってると想う。
そんな時でも彼女は私のどん底のことを心配してくれて一緒に泣いてくれた。
彼女はオペ後一年でこの世を去りました。
どんなに無念だったことでしょう。。。
まだ30代前半です。 小さいかわいい盛りの子供たちを置いて先に逝くのは…。

私はあの時の夢をどんな風に解釈すればいいのだろう。。。
と、ずっと考えていました。
私は彼女から「生きること」のバトンをもらったのだと想います。

元気に動ける身体があるって素晴らしいこと。
悩める身体があるって素晴らしいこと。
子供をこの手で抱けるって素晴らしいこと。
怒っても悩んでも傷ついても、そんな身体があるって「奇跡」。

人はどうして、more moreって、今よりも、もっともっとって求めるのでしょう。
求めて手に入ったところで、満足しているのでしょうか。。。

今がbestだと本当に心から想います。

め-ちゃん、バトンは絶対に次の世代に渡すからね
ちゃんと見ててね