きょんぴいブログ転居先

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ここまでのつぶやき

2014-07-31 01:20:07 | 日記
紅緑は女好きだが、面倒見のいい人だった。夫と死に別れ、二人の子供がいる妹の面倒も見ていた。必死に汗水流して働いて来たので、貧乏脱出したのだ!
妻ハルとは、紹介されて結婚したが、お嬢様育ちで、なんにも出来ない。
「自分のせいで苦労はかけたと同情はするが、愛せないんだよ」と、弟子の詩人、福士幸二郎に告げ、離婚の仲裁を頼む。フクシは、先生は正直な方だと言っている。
このフクシが変わってるけどいい人で、ハチローの父島の感化院行きに付き添ってくれてる。



ハルは幽鬼のようだ!といわれていた。
でもさ、9人子供産んで、5人死なれて三号さんまでつくられちゃあー

悪さばかりして、暴れまわるハチローとタカシに手を焼いて叔母はいつも、
紅緑の血をひいてるからねー
と言う。ハチローは、「じゃオイラが悪いんじゃないんだね、先祖が悪いんだ!」すると叔母さんは
「荒ぶる血を鎮めるように修行しなくてはいけないんだよ!」と怒る。
この人はいーねー!本当の母さんみたい^_^
だが、何処かへいってしまうのさー

庭に幽霊が出るよと居候たちに言われ、広い家で誰もいなくて孤独になったり、
父の悪口を言う時だけ元気になる母さんや言われる父さんも嫌いだって、暴れたり、父さんと母さんの悪口をいう女中たちにも耳塞いだり、ハチローも可哀想だ

暴れても「 やめなさいハチロー 」 と小さいソプラノの声で母に言われるともっと暴れたくなる。 わかるわー

暴れたくなくなっても誰にも止められないのでどうしようもなくなって泣く。
ふびんー

そんなこんなで佐藤家の息子たちは、タイプの違う不良になって行くのです。

血脈上の2

2014-07-30 22:43:18 | 日記
シナについて来た男は、金を持たされ、帰された。三笠万里子の名で女優デビューを果たすが、紅緑をうけいれたことで得た道であることにシナは屈辱を覚える。
妻ハルは家事も子育ても出来ない。
長女の病死を機に家族は崩壊する。
紅緑はシナと巡業へ、15歳のハチローは、勘当され父島へ、13歳のタカシは2歳の四男と共にハルと小さな借家に引越し、5歳のワタルは叔父の家に引き取られた。


シナは大阪の仮住まいで紅緑の子供を産み、悔しいといいながら、父親に預けて女優を続けた。だんだん客入りが悪くなり、紅緑は金の工面に苦労したが、シナが舞台への執念を断たない限り、日本座を捨てることは出来ない、シナを喜ばせ、責任を果たしたかった。

血脈 上より

2014-07-28 23:04:06 | 日記
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当時人気随一の大衆小説家 佐藤紅緑
(佐藤愛子の父)の家 (東京 )に女優志望の横田シナ(のちの三笠真理子、愛子の母)が、恋人の三浦につれられ大阪からやってくる所から始まる。

この時紅緑は42歳、妻ハル39歳
娘、喜美子17 (18で病死)
長男八郎13歳(サトウハチロー)
次男 節11歳(たかし)
三男 弥3歳(わたる)の4人の子供と、複数の書生と居候と2人女中、などなど
400坪の邸には、何人いるのか、紅緑もわからなかったという。


この後、久という四男が生まれるが、
19歳で無理心中する。

ハルに9人のを産ませるが、一歳足らずで2人の女の子、5歳で2人の女の子が、死んでいる。

その上芸者上がりのいねという妾に、与四男6歳を産ませており、その兄、幸男8歳も認知していた。

市川にも女義太夫を囲い、その他手当たり次第…あーもーコーロクーいーかげんにせーやー

だがしかし、この、女優になる以外紅緑さえ眼中にないという無口な女シナ(書生達は魔性の女と噂してる)に
紅緑の方が惹かれてゆき、
妻ハルと子供を捨ててしまうのだ

読み終わりました。

2014-07-28 07:38:16 | 日記
やっと血脈読み切りました❗️あー疲れたー長かったぁ
愛子さんも12年がかりで書いたのだし、スイスイ読んじゃ申し訳ないですね

しかし、愛子さんには脱帽です!

暴露小説とののしられても書くことは必然だった。

とおっしゃる通り、これにより、佐藤家の人々の魂は浄化されたのですしね!
(私の遺言)
心にのこる数々の言葉を有り難うございました。
本日はこれまで!

血脈

2014-07-24 09:06:22 | 日記
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佐藤愛子さんの血脈という本をひと月ほど前からずーっと読んでいて、やっと下巻に到達しました!
上、中、下 巻とあり、分厚い本なので、だんだんいやになり、毎晩、眠い目をこすりながら少しずつ読んでいます。

愛子さんの本は今まで何冊か読み、面白い方だなーと思ってました❗️
男っぷりが良い(女性)というか、豪快な考え方が、魅力というか相当なお年なのだけれどパワフル!このパワーの源はこの本でわかるのかなぁ?なんて
しかし、本当長い本なので、根性入れて読まないと

毎日、寝不足~