真如堂の「青モミジが綺麗だ」という情報が有り、そこに行くことに決めました。実は、紅葉の時には何回か行ったのですが、この時期には訪れたことがありませんでした。
地下鉄東西線東山駅で下車し、平安神宮に向かいます。今日の平安神宮は朱色が、一層、鮮やかでした。
右側に回って岡崎道を進み、丸太町通を渡って真如堂を目指します。道を進んでいくと金戒光明寺の境内に入る門が見えてきますが、その前を通り過ぎて真如堂総門(赤門)まで来ました。さらに進んだ突き当りの所にある迎称寺まで行きました。
迎称寺は「洛東九番萩の霊場」として知られており、朽ちかけた土塀とその下に咲く萩が良く知られています。萩の咲く時に来ようと思っていたお寺です。非公開ですが、萩の時期には写真を撮る人達が良く訪れているようです。
迎称寺の前を左に進み宗忠神社に行くことにしました。途中には小さなお寺が並んでいます。それらを覗きながら歩いて行くが楽しみです。東北院というお寺の境内が綺麗でした。紅葉の時もいい景色だと思います。ここは、和泉式部が植えたといわれる「軒端の梅」があったそうで、今もその後継木が植えられてるとのことですが、外からは確認できませんでした。
そこを左に折れて行くと宗忠神社です。文久2年(1862)に創建の神社で、立派な拝殿等があります。参道は緑のトンネルでした。
拝殿の右側を下りて行くと吉田神社の「斎場所大元宮」に続く道です。八角形の本殿に六角形の後房を付けた独特の形をしており、そこにお参りをすると全国の神に参拝したのと同じ御利益が有るという有難い社です。しっかりお参りしてきました。
ここは吉田山の麓になるんですね。青モミジが綺麗です。
宗忠神社に戻り、真如堂に向かいます。参道の正面が真如堂の総門です。途中には、陽成天皇神楽岡東陵」がありました。
青モミジが赤門(総門)に似合います。
真如堂には、紅葉の時期に来ていますが、五月の青モミジの境内も綺麗です。三重塔や本堂を囲むようにモミジが有りますので、今の時期は緑色に、秋には真っ赤に境内が染まります。御本尊は女性を救済する「うなづき阿弥陀」様です。緑色の世界をたっぷりと楽しんできました。
紅葉の時期は参拝客で一杯ですが、今日は本当に静かな境内でした。
総門を出て左に進んでいくと金戒光明寺の境内に入ります。御影堂まで行く途中には、左右にいくつかの院が並んでいます。その中の一つ「栄摂院」は、門も目に付きますが、中に入った皐月の並ぶ風景も綺麗でした。
金戒光明寺は、幕末に京都守護職会津藩一千名の本陣になったお寺で、境内からは、京都市街も望むことが出来ます。
境内の右手奥には江戸時代建立の三重塔が有り、ここから京都市街が良く見えます。急な石段を登らなくてはならないのですが。
三重塔から石段を下りて左手に進み、南門から丸太町通に出ることにしました。
丸太町通に出た左右には、岡崎神社と岡崎別院があります。まず、岡崎神社に立ち寄りました。
岡崎神社は、平安遷都のころに創建された神社で、安産・厄除け等で信仰されています。兎が神様のお使いとされているようです。
岡崎別院は、東本願寺の別院で親鸞聖人がここに住んだと謂われています。本堂西側には、親鸞聖人が越後に流される際にその姿を写したと謂われる鏡池(姿見池)があります。池と言っても小さな井戸のようなものですが。
左奥の方には庭園もあり、池を廻るように散策できます。直ぐ前が丸太町通だとは思えない静けさです。
帰りは。丸太町通から平安神宮を抜け御池通、木屋町通、六角通と歩きましたが、何とかして日陰を歩こうと苦心しました。
たっぷりと西日を受け、強烈に紫外線を浴びてしまいましたが、緑の世界を堪能した散歩でした。
今日の歩数は、17,050歩。今日も歩き過ぎてしまい、家にいた婆さんから「歳を考えたら」と言われてしまいました。
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