今日の長野は曇り空で、時々、小雨模様。昨日まで黄砂が飛んでいましたが、今のところその情報はありません。花粉はまだしも、黄砂は外出するのを控えてしまいますので、そろそろ勘弁してもらいたいものです。
4月4日の京都桜散歩、修学院離宮の帰りに圓光寺まで足を延ばしました。修学院離宮の前の道を右に行けば「赤山禅院」、左に行けば「曼殊院」「詩仙堂」等の見所の多い寺社があります。私達は道を左へ。
直ぐ前にあるのが「禅華院」。小さなお寺で観光寺院ではありませんが、鐘楼が乗っているという特徴的な山門が目を引き、思わず立ち寄りたくなるお寺です。
この山門は修学院離宮の中離宮から移築されたものだそうです。
石仏達が迎えてくれました。
そこを出て5分ほど歩くと鷺森神社。平安時代の初期に創建された古社で、紅葉の名所としても知られています。「夫婦和合や良縁が授かる」ようですが、今の私達には全く関係がありません!
参道には桜も咲いていて、修学院離宮の参観から歩き通しでちょっと疲れたので桜の下で小休止。水を飲んでお花見気分です。
チョコレートやクッキーも食べて元気が出たので圓光寺に向けて出発。10分ほどで門前に到着、住宅街の細い道を歩いたのですが、Googleマップのお陰で迷わずに歩けました。「文明の利器」の実力を実感。
圓光寺は1600年代創建の「徳川家康公」を開基とする禅寺。
山門で受付を済ませ進んでいくと「奔龍庭」が。白砂と石で雲海の中を自由に飛び回る龍を表現した平成の枯山水庭園です。
このお寺は紅葉の名所として知られていますが、綺麗な枝垂桜が楽しめる隠れた桜の名所でもあります。今回は開花が遅れていたのが残念です。
本堂前の襖絵が目を引きます。
「琳派彩還 四季草花図」と名付けられた襖絵は、関西を代表する日本画家渡辺章雄氏が、平成14年に奉納されたものだそうです。
中門を入ると紅葉の美しさで有名な池泉回遊式庭園「十牛之庭」。
青モミジもこれからでしたが、誰も居ない書院の縁側に座り、庭を眺めながら静かな空間を「独り占め(二人占め?)」。ちょっと贅沢な時間を過ごしました。
婆さんがのんびり座っている間に、私は庭園を散策。
帰る時に気が付いたのは「水琴窟」。耳を近づけると一滴一滴が奏でる澄んだ音色が聞こえ、私達に心地良い余韻を残してくれました。
ここから白川通のバス停「一乗寺下り松町」へ向かいました。白川通に出る途中の食事処で昼食、まだ13時前でしたので「哲学の道」に寄ることにしました。
その様子は後日。
「ずくだせアルバム:春の京都は圓光寺」