北山通を京都府立植物園から松ヶ崎方面に向かうと、ノートルダム女学院の北側から宝ヶ池や国際会議場の横を通って岩倉地域とを宝ヶ池通があります。通称狐坂と呼ばれる坂道は2006(平成18)年に新道ができるまでは九十九折の坂で、この旧道は歩行者と自転車の専用道になっています。
新道は自動車専用道なので歩行者用の旧道を歩いて坂を登り切り、新道の自動車道と合流したところでこんなものを見つけました。
毛むくじゃらのもじゃもじゃの毛虫ではないですよ。おそらくアカメガシワ(赤芽槲)の蒴果だと思います。
ただ通常は、垂れ下がらずに上に向いていて、もっと実の膨らみがあって突起状のものも少ないように思うのですが、葉や他のところで判断してもやっぱりアカメガシワのようにしか思えません。
こちらは下のほうで熟した蒴果が弾けており、剥き出しになった種子はアカメガシワの種子にそっくりです。焦点があってないのでぼやけていますが、その部分だけ切り取ってみました。
ちょうど1週間ほど前の投稿で紹介したクサギ(臭木)の実を集めているときに見つけました。
クサギの実(過去記事より再掲)
アカメガシワは雌雄異株で、花は雄花しか見たことがないのですが、これがアカメガシワの雌株なら来年に花を見ることができるので、楽しみです。
アカメガシワの雄花(過去記事より再掲。2020年7月撮影)
花を見ればこの実がアカメガシワかどうかも確実にわかるだろうし、楽しみにしておこうかな。