三連休の中日に、真如堂のほうから東北院へと向かい、後一條天皇の菩提樹院陵と挟まれた場所を通る神楽岡通を北上すると……
今出川通へと向かうとそれまでの隘路から片道1車線に道が広がる少し手前で、路肩の側溝ブロックとアスファルトの間に根を下ろして花を咲かせていたのはルドベキア。おそらくトリロバ種から作出された園芸種で、よく見かけるタカオという品種ではないかと思います。
この花を見ると、京都府立植物園の沈床花壇に植えられたルドベキアでも何度か見たことのある「帯化」という現象を思い出してしまいます。
6年前に京都府立植物園の沈床花壇に植えられたルドベキアで見つけた帯化現象ですが、植物の茎頂にある成長点の分裂組織に異常を来した奇形で、花や茎が扁平の帯やリボン状になるのが特徴と言えるでしょうか。
キク科の花は集合花なのでちょうどスマートフォンのパノラマ撮影に失敗した画像のようになることが多いようです。