先週実施しました当倶楽部の第1172回例会のときに、山野草に詳しい会員の方からキッコウハグマ(亀甲白熊)が咲いていることを聞き、場所を聞いて見に行ってきました。
キク科モミジハグマ属の多年草で、本州から九州にかけての山地で、やや乾燥した木陰で育ちます。蕾をつけても閉鎖花になることが多く、写真のようにたくさんの開放花をつけるのはめずらしいことらしいです。開放花は3個の小花からなり、まるで3本のしべを出した円形の花のように見えます。またキッコウハグマの花は雄性先熟で、開花すると雌しべを取り巻いている雄しべの先端の葯が熟れて橙色になり、その後は先端が二裂した雌しべだけに変化していきます。
(開放花は3個の小花からなり、細長い蕾のようなものは閉鎖花)
閉鎖花と開放花の違いは、閉鎖花の蕾のほうが膨らみがなくて細長く、開放花の蕾は閉鎖花より膨らんでいて短いのだそうです。また、和名の「亀甲」は葉のかたちが五角形であることから名付けられたようで、もう一つの「白熊」は花のかたちが、お坊さんが持つ払子に使われるヤクの尾の白い毛のように見えることからつけられたそうです。
(五角形のかたちをした葉を根元で広がるようにつけます)
うっかりすると見落とすほどの小ささですが、かわいらしい花です。例年は閉鎖花ばっかりだそうですが、偶然にも教えていただき、たくさんの開放花を楽しむことができました。
キク科モミジハグマ属の多年草で、本州から九州にかけての山地で、やや乾燥した木陰で育ちます。蕾をつけても閉鎖花になることが多く、写真のようにたくさんの開放花をつけるのはめずらしいことらしいです。開放花は3個の小花からなり、まるで3本のしべを出した円形の花のように見えます。またキッコウハグマの花は雄性先熟で、開花すると雌しべを取り巻いている雄しべの先端の葯が熟れて橙色になり、その後は先端が二裂した雌しべだけに変化していきます。
(開放花は3個の小花からなり、細長い蕾のようなものは閉鎖花)
閉鎖花と開放花の違いは、閉鎖花の蕾のほうが膨らみがなくて細長く、開放花の蕾は閉鎖花より膨らんでいて短いのだそうです。また、和名の「亀甲」は葉のかたちが五角形であることから名付けられたようで、もう一つの「白熊」は花のかたちが、お坊さんが持つ払子に使われるヤクの尾の白い毛のように見えることからつけられたそうです。
(五角形のかたちをした葉を根元で広がるようにつけます)
うっかりすると見落とすほどの小ささですが、かわいらしい花です。例年は閉鎖花ばっかりだそうですが、偶然にも教えていただき、たくさんの開放花を楽しむことができました。